フォルウォスの黒楯

THE BLACK SHIELD OF FALWORTH

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フォルウォスの黒楯
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(2件)


  • 一人旅

    3.0

    発掘良品を観る #590

    TSUTAYA発掘良品よりレンタル。 ルドルフ・マテ監督作。 米国人作家:ハワード・パイルによる1891年発表の小説「Men of Iron」をルドルフ・マテ監督が映画化した歴史活劇で、当時夫婦だったトニー・カーティスとジャネット・リーが身分差を越えて惹かれ合う男女を演じます。 15世紀初頭、ヘンリー4世統治下の英国を舞台にした作品で、小作人の青年:マイルズが妹:メグを連れて亡き父の友人であるマクワース卿の城へ奉公に行き、騎士の訓練生として仲間達と切磋琢磨していく中、やがて自身の出自に係る重大な秘密と国家の存亡を揺るがす逆臣の陰謀を知ることとなる―という展開で、主人公マイルズとマクワース卿の一人娘:アンの身分差の恋のゆくえを物語に絡めています。 槍対槍の馬上対決等、適度に採り入れられた活劇が大きな見せ場となっていますし、(どう見ても英国人には見えない)現代アメリカンな雰囲気に満ちたトニー・カーティスと美貌淑女のジャネット・リーが織りなす若き男女のロマンスも見所となっています。ただ、甲冑や槍等の武具、城内のセットは安物感を否めませんし、ユニバーサルの記念すべきシネマスコープ第1作目であるにも関わらずその良さを活かし切れていないのも惜しいところです。 中世の英国を舞台に、小作人から騎士へと変貌を遂げる血気盛んな青年の成長を描いた騎士道映画の佳作であります。

  • rup********

    3.0

    トニー・カーティス主演の騎士道物語

    本作は、昔、民放の洋画劇場で左右をカットされたトリミング版を吹替えで観ただけだったのですが、今回は復刻シネマライブラリーのソフトでワイドスクリーンサイズのノーカット版を初鑑賞。 当時、ユニヴァーサル映画の若手スターとして活躍していたトニー・カーティスを主演にした中世騎士道物語なのですが、ユニヴァーサル社初のシネマスコープ作品と謳うほどスペシャル感のあるものではなく、ごく標準的な娯楽活劇といった印象を受けます。 15世紀初めのヘンリー4世が統治する英国が物語の舞台。 農家の小作人マイルズ(トニー)とその妹メグ(バーバラ・ラッシュ)が土地の主オルバン伯爵(デヴィッド・ファーラー)とトラブルを起こしてしまったため、2人は、彼らの亡くなった父親の友人であったマクワース卿(ハーバート・マーシャル)のもとへ身を寄せることに。 マイルズは、騎士になるための修業を始め、やがて、マクワース卿の娘アンと恋に落ちることになるという話の流れは、本作と同じ年に作られたヘンリー・ハサウェイ監督の「炎と剣」と似たり寄ったりの展開で、アンを演じているのが「炎と剣」でも主人公の恋人となる姫君を演じたジャネット・リーなので、新鮮味が感じられないのですが、本作では、トニーとジャネットの夫婦共演が観られるというのがお楽しみ要素の1つになっています。 もっとも、2人が出会う場面こそ面白く作られてはいるものの、その後の2人の共演場面は、マイルズと騎士見習い仲間のフランシス(クレイグ・ヒル)がアンと彼女の侍女として仕えているメグのいる中庭に鉄鉤を使って忍び込もうするあたりでのコミカルなやり取り以外これといって印象に残るシーンがありません。 コスチュームプレイ(歴史劇)に出演しているジャネット・リーにはあまり魅力を感じないと以前にもどこかで書きましたが、本作でも、美しさという点では目を惹かれるものの、ちょっと型にはまった感じがありました。 トニーについても、同じルドルフ・マテが監督した「盗賊王子」と比べると、主演第一作で張り切っていた頃とは違って、落ち着いた雰囲気が出ている一方、元気溌溂とした魅力は薄れてしまったような気もします。 バーバラ・ラッシュも本作はまだ新人の頃で、可愛らしくはありますが、印象は薄め。 マクワース卿を演じているハーバート・マーシャルが渋い演技で作品を引き締めていました。 マイルズとメグ兄妹の秘められた出自についても最初からバレバレなので、この辺についての興味は薄く、あとは敵役となるオルバン伯爵とその弟との対決が注目点になっていて、終盤における馬上槍試合と国王の命を狙うオルバン一派と国王派の兵士とが入り乱れての戦いは結構気合が入っていて楽しめました。 マイルズが騎士として成長していく過程がもう少し丁寧に描かれていたら良かったですね。

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