敵はインディアンで、日本軍で、ソ連
- full_frontal6996 さん
- 2007年11月6日 23時09分
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モノクロの潜水艦もの。
さすがに技術がまだまだ出来上がっていない訳で、迫力のある海戦シーン、とは行かないものの当時のアナログな潜水艦の雰囲気は出てる。潜水艦ものと言うと名作『Uボート』とか『眼下の敵』とかあるけども、これもなかなか。
乗員に信頼の無い艦長と、信頼のある副長が対立するって図式は『レッドオクトーバーを追え』なんかでも模倣されてたりとか、密室劇ではよくあるパターンだけども結構原点かもしれない。
主役級の大スター二人を据えて、ってところはかなり凝ってる。
敵艦に正面から突っ込んで行って潜航してすぐに魚雷を発射、とか言って言うトリッキーな戦法は他の作品でも見られない珍しい戦法でなかなか面白い。
日本軍が人間では無くあくまでも『敵』としてしか描かれてないのは時代でしょうね。
人間性の欠片も無い。
結構まともに日本語を喋ってるのは(米国映画の日本兵の日本語てのは大概変なんだけれども)珍しい。
まぁアメリカは敵を常に設定して自身を正義として描きたい国民だから。
こういう戦争に対して何の疑問も無い映画もありなんでしょう。
自己犠牲と勧善懲悪。
解り易い図式。
昔はインディアンで、日本軍で、ソ連で。
今はテロリスト。
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