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復讐は俺に任せろ (1953)

THE BIG HEAT

監督
フリッツ・ラング
  • みたいムービー 12
  • みたログ 59

4.26 / 評価:23件

あちちっ!Big Heatってそういう意味か~

  • bakeneko さん
  • 2016年1月26日 9時51分
  • 閲覧数 772
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

「囁く死体」や「ジャグラー -ニューヨーク25時」のハードボイルド作家:ウィリアム・P・マッギヴァーンの“Big Heat”を映画化したもので、行政&警察組織ぐるみでギャングに牛耳られている街での正義漢刑事:グレン・フォードの孤軍奮闘をサスペンスタッチで活写しています。

警官の自殺に不信を抱いた殺人科の刑事が、行政&司法まで包括して街を支配するマフィアに敢然と立ち向かう―ハードボイルドサスペンスの力作で、戦前はナチス:「死刑執行人もまた死す」、「恐怖省」や異常者:「M」vs勇気ある市民との対決をサスペンスフルに描いたフリッツ・ラングが、本作ではアメリカ社会の病巣とも言えるマフィア汚染を撲滅しようとする正義漢刑事の孤軍奮闘でハラハラさせてくれます。

ハードボイルド作劇ですが行き当たりばったりの展開ではなくて、きちんとした手掛かりに基づいて捜査が進展しますし、登場人物の性格づけもしっかり造形されていますので、理知的な作劇となっていて、甘さを廃したシビア&現実的な闘いに手に汗握らせてくれます(ちょっと主人公が強すぎますが…)。

当時イタリアに国外追放されたイタリアンマフィアの大ボス―“ラッキー・ルチアーノ”(「ゴッドファーザー」のビトー&マイケルのモデルです!)の犯罪組織の全貌を題材にして書かれたお話で、アメリカの警察汚職とマフィアの政界への浸透が深刻だった世相を反映したサスペンスであります。



ねたばれ?
至近距離に煮え滾るコーヒーを持った女が居るのに気がつかないなんて…。


おまけーレビュー項目に無いゴシックサスペンススリラーの紹介を…

人格が変わると猫好きになるのね!
「失われた時」(1947年アメリカ89分)監督:マーティン・ゲーベル出演:ロバート・カニング、スーザン・ヘイワード、アグネス・ムーアヘッド
「ねじの回転」で有名なヘンリー・ジェイムズの原作“The Aspern Papers”の映画化作品で、謎の失踪を遂げた19世紀の詩人の伝説の恋文を入手すべく、105歳といわれるベニスの恋人宅に作家と偽って侵入した主人公が遭遇した不可解な状況と恋をゴシックロマン風に語っていきます。

“フランケンシュタイン”の作家:メアリー・シェリーの実質上の夫で、イタリアで水死したとされるイギリスのロマン派詩人:パーシー・ビッシュ・シェリーがメアリーの義妹:クレア・クレモントに “彼女の死まで誰にも見せないように…”と書いて渡した恋の詩篇:The Aspern Papersを巡る物語で、
ベニスで隠遁生活を送っている高齢のクレア:アグネス・ムーアヘッドの元に、作家と偽って下宿したロバート・カニングが屋敷を仕切っている美貌のピアニストの姪の秘密を知ると同時に、詩人の失踪の真相&恋文の行方を明らかにしていく物語で、19世紀文学の様なロマンチックホラー風味の作品となっています。

パーシー・ビッシュ・シェリーとその恋文の知名度が低い日本では劇場未公開となった作品で、詩人と恋人についての説明を“皆が知っていること”として端折っているので、かなり不親切な作劇となっていますが、スーザン・ヘイワードがとても美しく、19世紀を再現した部屋もロマンチックで、猫やメイド役のJoan Lorring(21歳)も可愛らしいですよ!

ねたばれ?
1、 姪と叔母って…歳の差が大きすぎるんですけど
2、 地下に有機物が埋まっていると草は他の場所よりも繁茂するはずですが…

詳細評価

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