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冬の光 (1962)

WINTER LIGHT/NATTVARDSGASTERNA

監督
イングマール・ベルイマン
  • みたいムービー 20
  • みたログ 90

4.29 / 評価:41件

神父も一人の人間

  • NZT さん
  • 2014年3月18日 12時09分
  • 閲覧数 836
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

牧師トマスは妻を亡くし、自身も風邪の熱に堪えながら心身共に疲弊仕切った状態で礼拝を行っていた。
そんな自分を黙って見ている(救いの手を差し伸べてくれない)神に対し信仰が揺らぎ始めている。

今作の神父はよく見る聖人のように達観した神父ではなく実に人間臭い神父で、その人物像に興味惹かれました。

そんな神父は酷く塞ぎ込み妻と共に相談にやって来たヨーナスに対し”生きていくのが人間の義務だ”と答え親身に解決策を見出そうとしなかったり、トマスの病状を気遣ったり、頭痛薬など持ってきてくれるマッタ(トマトを愛する女性)には不機嫌に押しのけたりする体たらく。

神父も一人の人間だと改めて考えさせられた。
でも教会に訪れる者の中には人生に迷い神父の助言に耳をかしにやってくる人々も当然いるわけで、なあなあな対応は決して出来ない。即ち神父の症状は由々しき事態。
それによりヨーナスは解決策を見出せず命を絶つ結果になってしまったわけだし…

神父の務めの大変さ重大さが伝わってきた。

キリストの受難についての疑問を聴かされるシーンでトマトは今の自分(トマス)と通じる部分を感じたのではないだろうかと感じされられた。
それによってトマスの心に変化が顕れたのか、はたまた単なる惰性で行うのかはわからないけれど一人(マッタ)しか来ていない状況でも礼拝を行うラストのトマトが印象的。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 切ない
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