うーん……ひどい。
- bar***** さん
- 2017年10月6日 13時42分
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冬のライオン。なんなのか、この気持ち悪いカメラは……。
まるで素人が操っているかのようで、レベルが低くて、とても見ていられず。
また役者のセリフと、カメラ及び演出面がほとんどかみ合っておらず、「スベった」、サムい印象ばかりが残る。演劇が元になっている? もしかしたらそのせいかもしれない。演劇から映画に変換するには、創造にも似た、破壊と再生行為が必要だというのが、なぜ分からないのだろうか。付け焼き刃的な制作では、「演劇」と「映画」の情報量のズレがどんどん大きな亀裂を作り、最終的には一体何がここで演じられているのか、分からなくなるだろう。
優れた作者は、自分の表現が、観衆にどんな印象を与えているのか、深く計算しているものであり、「演劇」であれば、どこまでを見せ、どこまでを観衆の感覚に訴え、どこからを観衆の想像に任せるのか……きちんとした考えがあるものである。
「映画」であれば、もちろん書き割りでなく実際の映像を背景にすることができるし、役者たちが感じている空気をも、目に見えるように表現することができる。「演劇」の場合は、多くの情報を想像で補っていた、ということをこの作者がよく飲み込めていないのは、本来監督という立場を考えると、ちょっと信じがたいことである。
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