愛のアルバム

PENNY SERENADE

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愛のアルバム
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)

切ない37.5%悲しい12.5%かわいい12.5%コミカル12.5%楽しい12.5%

  • ********

    3.0

    愛情の無根拠

    1941年。ジョージ・スティーヴンス監督。離婚目前の妻(アイリーン・ダン)が思い出のレコードの数々をかけながら過去を回想していく話。夫(ケイリー・グラント)との出会い、日本への出張、妊娠と流産、新聞社経営と養子、そしてその養子の死。二人目の養子をもらって別れずにすんで終わるのですが、どこか奇妙でちぐはぐな映画でした。子育ての仕方を知らない男女がとまどう「子育てコメディ」であります。 愛情を育てるには子どもが欠かせない、というメッセージがあるのはわかるのですが、二人の愛情を維持するために養子をもらう、というのが気にかかります。アメリカでは当たり前の養子制度も日本ではどうも血縁信仰が強くてすんなりいかないからでしょうか(とはいえ、日本の戦前の家制度では養子は当たり前だったんですが)。「子はかすがい」をはるかに越えて、そもそも埋められない男女の深い溝を子どもの存在で無理矢理埋めようとしているかのようなのです。つまり、そうまでして維持するべき二人の愛情にはそもそも根拠がないということになります。 そういえば、そもそも二人の馴れ初めは、レコード店のレコードの針が飛んで同じ箇所が流れ、通りすがりの客(グラント)が違和感から振り返ると店員の女(ダン)と目が合う、というものだったり、日本から帰国後のアパートのドアの建て付けが悪くてうまく開かず、無理矢理開くと反対の窓が閉まったり、だった。つまり、音楽の中断にはそれを埋め合わせる恋の芽生えが続き、ドアの故障にはその反射的対応が続く。物事がスムーズにいかない「欠損」が初めから存在し、それを乗り越えたり、糊塗したり、埋め合わせたりする、多かれ少なかれ無理のある補償装置がある。二人の根拠のない愛情を補償するのが子ども(養子)ということらしい。この映画が奇妙なのは、養子を初めとするこれらの補償装置が、初めの「欠損」を否認するかのごとく切実に求められている、ということにあるようです。 映画のなかで人々がやたらとつま足だってコソコそと歩くというのも気になるところです。

  • mor********

    5.0

    隠れた名作

    アイリーンダンの演技が印象的です。 家族の大切さを考えされられる1本と 思いました。 「赤ちゃん教育」「新婚道中記」「気まぐれ天使」(ケーリーグラント) 「シマロン」(アイリーンダン)を合わせて鑑賞することを お薦めします。

  • みゅう

    4.0

    古き良き1本

    思いっきり古い映画見てしまいました。   「愛のアルバム」(1941年)。 男優ケーリー・グラント、女優アイリーン・ダン、監督は「陽のあたる場所」「ジャイアンツ」のジョージ・スティーブンスです。 この三人の名前を聞いただけで、胸がワクワクしてきます。 思いっきりダンディーないい男、ケーリー・グラントにはめずらしく経済観念のない大人になりきれない冴えない新聞記者の役柄。 アイリーン・ダンもレコード店の店員で、子どもが産めない妻になってしまうという地味な役柄。この映画では都会派で洗練された上流階級の女ではありません。 この二大スターが夫の浅はかさから職を失い、生活苦にあえぐんです。 地方で小さな新聞社を起こしても、発行部数は901部が908部に増える程度。 子どもができずに寂しい思いもするんです。 何と、孤児院から引き取った天使のように可愛い女の子が…。 最後、人生に張り合いを失って別れてしまおうと決心するとは…。 ウッソー! ミスキャストじゃない、と思いきや、これがなかなか寂しくもあり、物悲しくもあり、いいんです。 愚かさを演じるグラントの軽さ、憂いを帯びた優しい眼差し、たまりません。 私が女だったら、あの眼とあの渋い声を聞いただけで、体が溶けていってしまうでしょう。 東京勤務時の描き方が何となく中国みたい。どうしてこうなるの?、と感じるのはハリウッド映画ではいつものこと。 しかも、関東大震災に遭遇して日本家屋は崩れ落ちてしまう、とは何というストーリー。 赤ちゃんを育てる奮闘記が素晴らしく、おむつを取り替えるシーンのあまりにきゃしゃに手足を動かす赤ちゃん。 その肉体の異様な緊迫感の描写力は信じがたい。 クリスマスイブの発表会で歌う娘さんの可愛いことといったら、あり得ません。 ジョージ・スティーブンス監督さん、子供を愛し、暖かい家庭に恋焦がれていたのでしょう、すごい哲学を感じました。 そんなに深みのある映画とは思えないものの、子供のできない夫婦をかなり励ましてくれる映画のような気がします。 古き良き時代の、切ない家庭劇としてお奨めです。

  • jas********

    2.0

    夫婦愛がテーマのドラマ☆2つ半

    レコード店で知り合った男女の、 結婚生活の軌跡を描いたドラマ。 結婚直後、特派員として夫婦揃って東京に赴き、 そこで大地震(関東大震災?)に遭遇してから ストーリーは大きな転換期を迎えるわけだが、 シナリオ的にはあともう一歩といったところ。 それは主人公がおぼっちゃま育ちで精神力が弱く、 あまりの頼りなさから感情移入ができない事と、 どうにも危うい雰囲気から ある程度先が読めてしまう事が原因。 一応ドラマチックな結末は用意されているが、 その欠点を補いつつ、 作品の一番のテーマであるはずの 夫婦の絆を表現するまでにはちょっと足りないかな、 という印象を受けた。 思い出のレコードをプレイヤーにかけながら、 二人の出会いから現在までを回想していく演出はいい。

  • tot********

    4.0

    子は鎹・・・

    J・スティーブンス監督のホームドラマです。想い出のレコードをかけて回想してお話が進んでいきますが、両親の馴れ初めから、養子をもらい、そして子供の死・・・。悲しいところもありますが、ラストは(みえみえなんですが)じ~んときます。C・グラントがいつものちょっとコミカルな楽しい演技をみせてくれます。I・ダンほか共演陣もとてもよかった。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
愛のアルバム

原題
PENNY SERENADE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル