イヴの総て

ALL ABOUT EVE

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イヴの総て
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(72件)

知的16.3%ゴージャス15.0%不気味11.9%恐怖11.3%切ない7.5%

  • エル・オレンス

    5.0

    見れば見るほど惹き込まれていく名作!

    初見した時の衝撃は忘れられません。一つ一つの台詞や役者同士のぶつかり合い、そして綿密な脚本の虜状態のまま、あっという間に2時間が過ぎ去りました。 未見の映画ファンは、決して白黒だからと避けないで、一度は絶対に観るべき不朽の名作です。 同年アカデミー主演女優賞候補は、本作のベティ・デイヴィス&アン・バクスター、そして『サンセット大通り』(1950)のグロリア・スワンソンと、稀に見る強豪揃いでしたが(はっきり言って、3人共貰ってほしかった) 、なぜかキンキン声女優ジュディ・ホリデイが選ばれるという謎ー・・いや、むしろ闇の域(笑) ベティ・デイヴィスとゲイリー・メリルが、本作のロマンス共演がきっかけに、実生活でもゴールインしたり、アン・バクスターが、のちに舞台版で、ローレン・バコール演じるマーゴ役を、1年ほどで自分のものにしたりetc..劇中のそれぞれの役の行動が現実に起こるという現象も、偶然とはいえ面白すぎます。 =================================== ★1950年アカデミー賞 6部門受賞 作品賞、監督賞、助演男優賞(ジョージ・サンダース)、脚色賞、衣装デザイン賞、音響賞 ★1950年ゴールデングローブ賞【ドラマ】 脚本賞受賞  (※作品賞ノミネート) ★1951年カンヌ国際映画祭 グランプリ、女優賞(ベティ・デイヴィス)受賞

  • s_w_l_j

    5.0

    芸能界の裏表

    女優の怖さと寛容さを同時に描いていて、ユーモアもありおもしろかった。

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    ブロードウェイ演劇界を描いた代表的名作

    今回取り上げるのは、1950年のアメリカ映画『イヴの総て』。ジョセフ・L・マンキウィッツ監督の作品レビューを書き込むには初めてだが、「クレオパトラ」のリバイバル公開を映画館で観たことがある。日本では翌51年に公開され、この年のキネマ旬報ベストテンで外国映画の1位に輝いた。50年のアカデミー賞では作品賞・監督賞などの6部門で受賞している。 ベティ・デイビスとアン・バクスターの二人がアカデミー主演女優賞に同時ノミネートされたが、票が割れたのか二人とも受賞はならなかった。40歳の舞台女優マーゴを演じるベティ・デイビスは、僕にとっては歳をとって出演した「ナイル殺人事件」や「八月の鯨」のイメージが強い。野心家のイヴを演じるアン・バクスターは「十戒」を映画館で観たことがある。 劇評家アディソンを演じたジョージ・サンダースがアカデミー助演男優賞を受賞した。「第三の男」や「バードマン」を観たときも感じたが、アメリカでは新聞に掲載される演劇評が大きな権威を持ち、有名批評家に評価されることが成功の必須条件なのだ。観てない人のためネタバレできないが、後半のイヴとアディソンのやり取りが大きな見せ場になっている。 もっとも出番が多いのはイヴの出世の踏み台にされるマーゴで、40歳だが今の感覚では50代半ばくらいに見える。昔は人が老けるのが早かったのか。わがままな言動が目立つのだが、気持ちがそのまま態度に出るためかそれほど不快な感じはしない。後半では親しい人たちと「反イヴ同盟」を結成して、かえって性格が丸くなっていくのが面白かった。 演劇界の権威あるセーラ・シドンズ賞の授賞式の場面から、映画はスタートする。皮肉なナレーションが、本作がコメディであることを示している。縁の下の力持ち的な部門賞の後、いよいよ注目の主演女優賞の発表。最年少で受賞したのは新進女優のイヴ・ハリントンであった。イヴが賞のトロフィーを受け取る瞬間で画面は停止し、時間はイヴとマーゴが出逢った8か月前に遡る。 マーゴの主演する演劇を毎日見に来るイヴが、当初から演劇で成功する野心を持っていたかどうかは分からない。とにかく彼女はマーゴの親友で劇作家ロイド(ヒュー・マーロウ)の妻であるカレン(セレステ・ホルム)の目に留まり、マーゴに紹介されるという幸運を得た。ここで促されて自分の境遇を語り、同情されてマーゴの付き人として住みこみで働き始める。 映画の着地点が冒頭で示されるので、この出会いの場面からイヴに対して違和感を覚える。彼女はマーゴに対して常にへりくだって接するが、態度があまりに隙が無く表情が変わらない。それでいてハリウッドに出張したマーゴの恋人(ゲイリー・メリル)と長距離電話するよう取り計らうなど、知らず知らずのうちに他人との距離を縮めてくる厚かましさがあるのだ。 ただし姦計だけで演劇界で成功できるわけがなく、マーゴの芝居を勉強して自分を磨く努力を人知れず続けていたはずだ。イヴが成功したのは自らの実力が半分と、大女優や劇評家などの有力なコネが半分であろう。映画はイヴが悪女という視点で描いているが、彼女が熱心に台本を読む場面や舞台で熱演する場面があれば、別の印象を受けたに違いない。 本作のハイライトは、カレンが大声で笑い出す場面だろう。実はカレンは他人には言えない葛藤を抱えていた。元はといえばカレンの出来心、さらに遡ればマーゴのわがままな性格とイヴの野心が複雑に絡んだ出来事があり、マーゴに知られたらまずい秘密をイヴに握られ、困難な状況に置かれていたのだ。観ている僕は自業自得だと思いつつカレンに同情してしまう。 この笑いは、マーゴに秘密を知られなかった安心感、もつれた糸が思いがけずほぐれた時の解放感、イヴに翻弄された自分を憐れむ気持ちなどが入り混じったものだろう。同席したマーゴが「この人飲み過ぎなんじゃない?」という感じでお酒の瓶をカレンから遠ざけるのがおかしい。カレンを演じるセレステ・ホルムは本作でアカデミー助演女優賞にノミネートされた。 出演者で注目すべきは新進女優コズウェルを演じたマリリン・モンローで、本作ではまだ無名の女優だった。モンローとベティ・デイビス、アン・バクスターが一緒の画面に収まるシーンは、映画史上における一つの時代の転換点と言っても差し支えないだろう。モンローが登場すると、他の出演者の影が少し薄くなるように感じるのは気のせいだろうか? 最後に、アメリカ映画はつくづく「内幕もの」が好きである。この内幕の内容を整理してみると、先に述べたように劇評家が力を持っていること。代役に選ばれるのもコネが必要であること。ベテラン俳優が若い役を演じ続けるのは、演劇界の悪しき風習であること。演劇の分野で栄冠を得た俳優も、華やかなハリウッドに鞍替えしてしまうこと・・・などである。

  • つとみ

    4.0

    ネタバレ総ての女たちが生きる世界

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • NUG

    4.0

    演劇の世界というか

    現代のサラリーマンの世界でも出世するために手段を選ばない人間が多い。そうした意味で、69年前の映画としては良く出来ている。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

アカデミー賞第23回

作品賞助演男優賞監督賞脚色賞衣装デザイン賞(白黒)録音賞

NY批評家協会賞第16回

作品賞女優賞監督賞

ゴールデン・グローブ第8回

脚本賞

カンヌ国際映画祭第4回

審査員特別賞女優賞

基本情報


タイトル
イヴの総て

原題
ALL ABOUT EVE

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル