ここから本文です

フランケンシュタインの復讐 (1958)

THE REVENGE OF FRANKENSTEIN

監督
テレンス・フィッシャー
  • みたいムービー 1
  • みたログ 2

4.00 / 評価:1件

完成度の高い後日譚

  • カーティス さん
  • 2018年3月21日 21時17分
  • 閲覧数 171
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

『フランケンシュタインの逆襲』の続編。前作のラストで死刑になったはずのフランケンシュタイン博士がとある男に助けられ、前作で失敗した研究に再挑戦するというお話。こう書くといかにも蛇足な後日譚という感じがしますが、内容はかなりしっかりしています。前作が博士の生い立ちと人柄をまとめた前編だとしたら、本作は研究の顛末を描いた後編である、と言えるぐらい、ちゃんとした続編です。

前作は博士のエキセントリックなキャラクター性と、クリストファー・リー演じる人造人間のおどろおどろしさを前面に押し出した怪奇映画でしたが、本作はあくまで研究の推移に焦点を当てたSF寄りの作風。博士のエキセントリックさは抑えられて、冷静沈着な医学者という感じになりましたし、人造人間も、前作のような怪物ではなく、人間味あふれる普通のおっさんです。怖さや派手さはなくなってしまいましたが、博士の静かな狂気と人造人間の悲哀に焦点を当てた真面目な内容になっていて、これがけっこう面白いのです。
演出のテンポもいいですし、オチも意外性があります。無理やりな展開も少な目なので、50年代のB級映画にしては完成度が高い作品だと思います。個人的には前作より好きです。

見どころはやっぱりピーター・カッシング演じるフランケンシュタイン博士!前述のとおり、前作で見せたエキセントリックさは抑えられましたが、その分プロフェッショナルとしての側面が強調されていて、とてもカッコいい!
また、本作では、昼間は貧民をタダで診察する人気開業医をしているという設定であるため、『ジキルとハイド』のような二面性が加わり、キャラクターとしての深みが増したように感じます。

そんなわけで、前作のヒットを受けて急きょ作ったとは思えない、完成度の高い作品です。『フランケンシュタインの逆襲』を見て気に入った方なら、見て損はないと思います。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 切ない
  • かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ