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不良少女モニカ (1952)

SOMMAREN MED MONIKA/MONIKA/SUMMER WITH MONIKA

監督
イングマール・ベルイマン
  • みたいムービー 7
  • みたログ 78

3.68 / 評価:22件

後半はハリーの物語

  • sat***** さん
  • 2018年10月21日 20時17分
  • 閲覧数 187
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

 特に前半は、モニカのハリエット・アンデルセンが光っているし、何とも奔放でセンセーショナルだ。この映画でデビューしたハリエット・アンデルセンは、その後、長期にわたってイングマール・ベルイマンとの関係が続いて行く。

 このモニカと恋人のハリーとの逃避行の映像が美しく、フランソワ・トリュフォー監督達に絶賛され、ヌーベルバーグというに新しい映画の波に影響を与えたという。しかし、私には、ハリーとの希望の無い逃避行がどうなるだろうとハラハラしっぱなしで、あまり映像の美しさには浸れなかった。

 そして、後半は、全く視点が変わり、ラルス・エクボルイのハリーが、自分の子供が出来たことを境に、何とか稼いで3人で生き抜こうとしていく姿に変わっていく。反対に、モニカは、自分が産んだ子供には全く関心がなく、ただ遊ぶことだけを考え、ハリーから遠ざかるし、映像からも消えて行く。

 モニカは17~18歳という設定とはいえ、子供は産みたかった筈なのに、これ程生まれたばかりの子供に関心がないという事が有り得るだろうか。虐待が増えている現代から見るとよくあることかもしれないが、そういう葛藤さえ描かれず、そこが腑に落ちない所であった。

 しかし、ハリーが、叔母から子供を引き取り、自分の父親と共に、子供を育てようとする所で話は終わっており、後半はモニカではなく、ハリーの物語になっていた。頼りなくもあるが、ハリーが幼い頃に母を亡くしていることを、何とか埋め合わせようとしているようで、何とも印象的だった。

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