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プリンス/パープル・レイン (1984)

PURPLE RAIN

監督
アルバート・マグノーリ
  • みたいムービー 15
  • みたログ 202

3.55 / 評価:73件

プリンスを知らない者こそ見るべき

  • bru0 さん
  • 2016年9月3日 5時47分
  • 閲覧数 1038
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

学生時代の友人が一押しだったプリンス。そのうち聴くといっておきながら結局20年が経ってしまい、やっと彼のスクリーン上の代表作を見ることができた。
傑作だ。

ここのレヴューはファンの方が多いのか、「独裁的なミュージック・ビデオにすぎないが、ファンにはたまらない。主観的な評価で☆5つ」というものが多い。しかしそれは間違った評価である。とにかく撮影がいい。勿論、楽曲もいい。若きプリンスとザ・レヴォリューションのメンバー、アポロニア、対バンのザ・タイムの生き生きとした姿が素晴らしい。

2曲目、紫のバイクに乗ってアポロニアとピクニックへ行くシーンで『羅生門』ばりの木洩れ陽の映像が入る。ロマンティック!日本の巨匠が重要なシーンでバッチリ引用されていて嬉しい。

衣装が派手なせいでうるさいイメージがあったが、カット割が少なくフィックスショットがきちんとしているのでかなり映画として見られる。プリンスの象徴として持続的に登場するバイクシーンも丁寧に撮られていて好感。ご都合主義の展開は当然あるし、キメ顔だけで表情がほぼないが、それをいったらウォン・カーウァイなんて見てられない。
亡くなる直前まで持続的に使用していたギターモデル「mad cat」(日本製!)もフリフリの衣装に似合うシックなデザインで素晴らしい。勿論、ここぞで出てくる「cloud guitar」もいい。ギターに興味がなくてもオシャレさに唸る憎い演出。監督がうまいのだ。(スタッフロールではイタリア人(系)だったように思うが、ここのクレジットは違う。どうなっているのだろう?)

残念な部分があるとしたら、録音技術が低いせいか、音響に立体感がない点。ライブ演奏なら本当はもっと各パートがクリアで立体的に楽曲を構築する。映画の殆どを占めるライブシーンは映像が素晴らしいし、演奏も本来はもっと素晴らしいハズなのだ。映画館で見たが、音量が大きいだけだった。
バックステージへ戻るときのコツコツという靴音は割と再現していたから音響は頑張れば再現出来たのではないか、と思うと残念でならない。

ファンムービーなどではない。映画が好きなら絶対に見て損はない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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