これが嫌いな人とは友達になりたくない。
- sty***** さん
- 2020年7月23日 1時14分
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中学生の時に深夜にテレビでやってたのを見てから、以来ずっと心を鷲掴みにされています。
プロットとかストーリーとか合理性とか、そういう要素に重きを置いて映画を見る人はこの映画の面白さは絶対に理解できないと思う。
この頃のアメリカは不合理、そして音楽も人生には必要ないっちゃない不合理。
だけどそんな不合理なものに感情が湧きたてられる。
そういうテーマが心に響く映画です。
それが真面目で目立ちたくなくて恥ずかしい事はなるべく避けたい。そういう島国根性に異論を感じてた思春期の自分にグサッと刺さった。
孤児院を助けるという大義のために、お金を稼ぐために、兄弟が選んだことは自分たちが好きで自身がある事。何より楽しめる事。人も楽しめる事。
だからといって綺麗ごとばっかり並べ立てるわけでもなく。悪いこともいっぱい(例えば、カーチェイスで物、街を壊しまくり。)
政府がなんだ、体制がなんだ、周りがなんだ、俺らは俺たちの好きな事をやって、俺たちの目標を達成する!そんな熱いテーマとクールな主役の二人が光る。そんな映画です。
要所・要所でアクセントとして散りばめられる古き良きアメリカの音楽。
そしてミュージシャンは表現者ならでは!という演技で魅せてくれる。
綺麗ごと、道徳に重きを置く人は楽しめない。というか多分人生を楽しめていない。そういう事を痛感させてくれる映画。
ブラックユーモアも満載ですが、差別などは無く、あくまで体制への批判という程度に抑えながら、自分らしさを開放する事を押しつけがましくなく表現している自分のバイブルとも呼べる映画です。
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