老いても恋は盲目
- asukiita888 さん
- 2010年4月11日 13時57分
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大物俳優の初老のミッテラーが、恋に先走り、傷つき、
現実を直視し、大人な態度を取るのが、胸が痛いですよ。
中高年の恋心は、若者のようにストレートに、
表現するのも、直視するのも難しいのです。
映画の最後のウェルナー・クラウスが演じる
ミッテラーの「ファウスト」の台詞は、心からほとばしり出てきて、
それまでの経過を見ているものには、より一層心に響いてきます。
昔の映画で多少まどろっこしく、白黒で見難いし、
演技がおおげさに感じる方もいるかもしれませんが、
男爵夫人や初老のミッテラーの立場で見る年頃になると、
結構味わい深い話になっています。
中高年以上の方には、共感できる部分のある、
ちょっと甘くてほろ悲しい、いい映画だと思います。
詳細評価
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- 切ない
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