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ブレインデッド (1992)

BRAINDEAD/DEAD-ALIVE

監督
ピーター・ジャクソン
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  • みたログ 322

4.14 / 評価:146件

傑作でありながら国内稀少作品

  • dat******** さん
  • 2021年6月12日 16時41分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

スプラッターコメディ映画傑作中の傑作中の傑作。
でありながら国内DVDが廃盤で超プレミア価格になっている。
完成度の高さと希少価値の高さから文句なしの★5
新聞社に勤めていたピーター・ジャクソン監督は友人数名との自主制作でデビュー作バッドテイストを撮り上げたが、あまりのぶっ飛んだ内容に東京ファンタのプロデューサーだった小松沢陽一氏が感動し、2作目ミートザフィーブルズでは当時映像事業に力を入れていた現タカラトミーを紹介して出資させている。(ちなみに東京ファンタの前進はTAKARAファンタである)
日本の大企業がスポンサーを買って出たことで箔も付き、三作目となるブレインデッドではニュージーランド政府が出資、国がグログロのゾンビ映画に出資するなど日本ではあり得ない。
映画産業がなきに等しいニュージランドで国際的に注目されている映画作家が現れたという状況も味方をしたのだろう。
相変わらずの自主制作だったが、プロの役者を雇いプール1杯分のメープルシロップ(血糊)を買う金は手に入った。
映画史上最大量の血糊を使用した記録は今も塗り替えられていない。
徹底した人体破壊描写を極上のコメディに昇華させたこのゾンビ映画には世界中のホラー映画ファンが熱狂し、ファンタの殿堂アボリアッツでは堂々のグランプリを獲得。*1
その翌年、アムステルダムファンタではグランプリとなるゴールデンスクリームアワードを獲得。
同年、ポルトファンタでは目の肥えた観客1384名中1383名が全員この作品に投票するという異常事態が発生し、文字通り満場一致でグランプリを獲得。
気鋭の若手監督として世界に名を轟かせ、この頃から「うちで1本撮ってくれ」とハリウッドからのラブコールが殺到するようになる。
次作乙女の祈りを経てハリウッドデビュー、そしてキングコングではアカデミー賞3部門を獲得、映画化困難と言われていたロード・オブ・ザ・リングシリーズでも成功を収め、名実ともに巨匠となる。*2

*1
日本ではこの作品と同時期に上映していたスプラッターコメディがもう1本あります。
「キャプテンスーパーマーケット 死霊のはらわたIII」です。
ブレインデッドが畳4枚分ぐらいの極小スクリーンで単館上映だったのに対し、死霊3はすでに日本でもヒットしていたシリーズの続編だったため全国の大スクリーンで公開。
ただ、その完成度は残念ながらブレインデッドに遠く及びません。
今ではどちらも好きな作品ですが、当時ブレインデッドの衝撃冷めやらぬまま、同等かそれ以上のものを期待して死霊3を見に行った私は生ぬるい凡作に感じたものでした。

*2
かつて日本ヘラルド映画さんからロード・オブ・ザ・リング関係の仕事のお誘いを受けたことがあります。ギャラの見積もりを0ひとつ付け足す勢いで思っきり吹っかけてみたところ二つ返事でOKをいただいて逆にこっちがびっくりしてしまい、「いいんですか!?」と思わず確かめてしまいましたが、担当さんの返事は「ロード・オブ・ザ・リングなめんな」でした。相当売れたようですね。

詳細評価

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