あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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作品レビュー(55件)
- hick
5.0点
【青春心理学な作品】 「若者が変わろうとしている時、説教しても無駄。彼らは変化に気づいているから」そんな一文で始まる今作は、文字通り青春期を深掘る心理学的な物語。密室劇テイストもより会話を引き立てる。カテゴライズされた個性やカースト制度に焦点を当てた作品としても有名だが、自分はそれ以上に悩める彼らの原点をたどる深掘りの仕方に魅力を感じる。 【青春クライシス】 青春期の見栄、嘘、反発心。とてもリアル。そんなコミュニケーション上の"障害"を取り除いた時に、彼らの真のアイデンティティが見えてくる。そして今の性格の元をたどれば彼らのコンプレックスも見えてくる。心理を突いたプロット。 【たどり着いた原点】 「この性格はいったいどうやって身についたのか」若者の心理を追う物語はそんな根本的なところにたどり着く。特に終盤では親が与えた影響が濃く描かれ、親の特性がそれぞれの性格形成に深く関わっていたという真実が明かされる。思春期特有の不安定さとして片付けられてしまう彼らだが、実は「親が作り出した自分の性格="呪い"」から抜け出せず、もがき苦しんでいた。 【共感しやすい】 親から踏襲された性格や、親への反発心から生まれた個性を持っている彼らに「理想」が芽生えた時、「理想と乖離してしまっている自分の原因は親」という点と「それでも変えるのは自分」との間でジレンマを起こしている姿が痛々しいほどリアルだった。そうやって苦しむという事は、視野の広さの表れでもあり、比較・原因・改善のプロセスの中で着実に変化していっている証拠なのだろう。彼らが特別なのでは無く、良くも悪くも「アイデンティティの元をたどれば親」という共感できる描き方が好きだった。 【総括】 その着実な変化は冒頭の一文に戻る。「説教は効かない。もう変化を理解しているから」その通り、彼らはもう「何がダメなのか」は分かっている。必要なのは「どうやったら抜け出せるのか」という助言であり、同じ境遇の友人と答えを見つける事だった。そんな描写にとても説得力があり、彼らだけではなく、幅広い人に共感できるテーマだと思う。 【余談】 先生もとてもリアル。家族を持ちながら休日出勤。かなりイライラしてる。自分はもう少し若かった時には完全に生徒目線だったが、今は先生にも同情してしまう。思い出すのが、学生だった時、休日に部活が休みになるたび監督に「なんで休みなんですか?もっと増やして!」って言ってたら、「俺にも家族がいるんだよ」って言われた。今でも時々思い出す一言 笑。
- nak********
3.0点
ネタバレ途中までは面白かった
このレビューにはネタバレが含まれています。 - Hassy
3.0点
ネタバレ若者の悩みは変わらない
このレビューにはネタバレが含まれています。 - dal********
5.0点
この映画が分からない人間は人として欠陥があるだろうね 中には「何を言いたいのか分からない」という バカもいるけど‥ ほぼ図書館の中 映画は低予算だろう事は分かる 映画が古いから‥とか訳のわからない 欠陥人間が見るとそうなるんだろうけど 哀れだねー 大人になって見てみると 自分を抑えて社会に染まっている自分が分かると思う 見る年齢によって 面白さというか感じ方が変わるんじゃないかな いろんな青春映画あるけど この時代‥そしてその中でも 確実にベストな映画
- dra********
4.0点
後半パートの5人の悩みの吐露には涙を流してしまう。 大人になってから観ると、違った味わいがあります。 この映画は「子供」「大人」「子供の理解者」で構成されています。 子供の理解者は校務員カールであり、彼が監督ジョン・ヒューズの 主張を代弁しています。 バーノン先生自身も社会の中では低所得層であることが分かると、 この映画の見え方が違ってくると思います。 カールの「大人が変わっている 子供は変わっていない」「子供を当てにするな」というセリフが監督の主張そのものですね。 YOUTUBEで動画を作成しております。 よろしければ是非ご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=qTbE3jcO1R8
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