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エル・オレンス

5.0

ネタバレホリー・ハンターの名演が傑作に押し上げる

『ラスト・エンペラー』 『危険な情事』 『月の輝く夜に』 『戦場の小さな天使たち』 そして、本作。 1987年アカデミー作品賞候補群は、かなりハイレベルですね! さらに言うと本作は、役者の名演が傑作に押し上げた作品の一つだと思います。 ずばり他でもない、ホリー・ハンター嬢。ベルリン国際映画祭の女優賞も大納得の名演技!(アカデミー賞は逃しましたが、この年は女優陣が稀に見る強者揃いなのでしゃーない) 何度か出てくる独り泣きシーンとか、完全にジェーンの役作りをモノにしていますよね・・!こんな独特の演技、今まで見たことない!本当に凄い!プロデューサーとしてのONの姿、ベッドに寝転がるOFFの姿、そして好きな男の前で見せる艶っぽい姿(ドレスも目の保養!)と、ジェーンの魅力がこれでもかというほど発揮されているし、それらの演じ分けも見事! アルバート・ブルックスの人間味溢れる演技も印象深いし、心の底から応援したくなる彼のキャラクター性も魅力的。 子供時代から現代に繋げる序盤や、スタジオ内のスピーディーで緊迫する展開が畳みかけられる中盤、そして空港でのジェーン&トムの別れをクロスカッティングで映す終盤と、最初から最後まで全く飽きさせない映像演出&編集が秀逸だし、脚本も、衝撃の真実に至るまでのくだりや伏線、7年後の再会のリアリティぶりが特に素晴らしいです。 『危険な情事』同様、多候補に挙がりながら、アカデミー賞無冠に終わった本作ですが、その類の映画って、どれだけ時代を経ても変わらぬ素晴らしさが際立ちますね。 それにしても、ジャック・ニコルソンの登場は初見時本当にびびったんですが(OPもノンクレジットだしw)、ジェームズ・L・ブルックス監督の縁あっての友情出演みたいな感じかな。チョイ出でも、彼が現れた途端、作品自体がキュッと引き締まるから凄い。 ============================== ★1987年アカデミー賞 作品賞ノミネート ★1987年ゴールデングローブ賞【ミュージカル/コメディ】 作品賞ノミネート ★1987年ベルリン国際映画祭 女優賞(ホリー・ハンター)受賞

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