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上映中

風櫃(フンクイ)の少年 (1983)

風櫃來的人/ALL THE YOUTHFUL DAYS/THE BOYS FROM FENGKUEI

監督
ホウ・シャオシェン
  • みたいムービー 14
  • みたログ 60

4.04 / 評価:27件

境界線

  • やまし さん
  • 2017年2月24日 21時25分
  • 閲覧数 468
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

波・車のエンジン音・工場のモーター音・そして音楽にまで、風櫃という名の通り「風」の変奏が通奏低音として響き続ける。
映像としてその存在を露わにしたのは「防波堤に打ち付ける波」として。それが「境界線を浸食するモノ」としてのイメージを印象付ける。
「境界線を浸食するモノ」は隠れ家を突き止める父親・高雄の住居に押し掛ける友達の友達・なにより通奏低音としての兵役問題として顕われる。

画面奥手中央に開け放たれた扉があり、薄暗い室内と対比されるようにそこには陽の光が零れる。冒頭のビリヤード場・少年達が波をバックに踊る海岸。
高雄の住居はそこからさらに、陽の当たる2階のバルコニーと逆L字型の少年達の居住区が加えられ、よりコントラストが明快になる。
陽に当たらないよう母から注意される父のように誰もが日光を避け日陰で暮らしている。葬儀の為故郷に帰った息子が日陰で椅子に座る場所からの180度パンニング、日向にいる生前の父との邂逅ショットがまるでアンゲロプロスのようで感動的だ。
そしてラストシーン、少年は露天商の仲間達のいる日陰から日向に踏み出す。

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