美の陶酔
- オーウェン さん
- 2020年10月7日 18時14分
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ルキノ・ヴィスコンティの代表作であり、映像美の美しさがただただ素晴らしい作品。
映像と音で分からせる作品であり、セリフは極端なほど少ない。
ただ分からないという点はなく、むしろ画に集中させるため排除したかのよう。
老作曲家のアッシェンバッハが静養のためやってきたベニス。
そこで見かけた美少年に心を奪われるが、次第にベニスにはコレラが流行していく。
自身が危ういにも拘らず、美は死させも超越させるというのを端的に見せていく。
またそれを具現化させるビョルン・アンドレセンの美しさは溜息もの。
ラストの映像美は死生観を覆しそうなほど。
これなら悔いはないのだろう。
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