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イン・ザ・スープ (1992)

IN THE SOUP

監督
アレクサンダー・ロックウェル
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  • みたログ 284

3.51 / 評価:65件

スティーブ・ブシェミの味

  • 柴犬柴子 さん
  • 2009年11月2日 13時16分
  • 閲覧数 1315
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

スティーブ・ブシェミがあの風貌で何かオモシロイこと
やらかしてくれるのかな?と期待して観てみましたが
以外にも共演のベテラン俳優の強烈なインパクトに
完全に魅了されてしまいました。

ブシェミを散々、振り回す謎の男ジョー。
シーモア・カッセル演じるジョーの行動が秀逸。

映画監督の卵のブシェミに資金提供の話を持ちかける。
初対面でいきなり気前良く1000ドルあげてしまうのはいいが
何故か急に女の子とイチャイチャしてしまう。

二回目に会った時に「俺、この子のこと好きだ!」
と言ってブシェミをやたらと気に入ってしまう。

弟がイカれている。何故か血友病。

眠っているブシェミのベッドに勝手に侵入して
ブシェミの耳をかじってしまう。

ブシェミが映画製作の構想を説明している時に
眠たくなってしまって白目を剥いてしまう。
しかも何も悪くないブシェミにそれ以上、説明を
続けたら銃で撃ち殺す・・・と無茶な事を言ってしまう。

映画製作資金は詐欺と窃盗で得たお金で賄う。
それゆえ他人のポルシェを盗んで部品を売りさばくが
何故かサンタクロースの衣装を着てしまう。

そう。
とにかく無茶苦茶な男なのである。
しかし憎めないし可愛い。少年みたいな顔で笑う。
いつも前向きで明るく周りの人間を魅了してしまう。

こんな破天荒でデタラメな男の役をシーモア・カッセルは
いとも自然に楽しそうに演じている様子。
私は彼のことが好きになってしまった。
私だけじゃなくてこの映画を観た人ほとんどの人が
彼の魅力に心を奪われると思います。

そんな強烈な男に好かれてしまうブシェミ。
彼は隣人の美人に片思いしているが相手にされない。
軽くマザコン。
しかし真面目で優しく女性に対して常に紳士的だ。
映画監督になるという夢をもちながら清貧に耐えている。
ブシェミの「見た目は難アリだけどホントはいい奴」
というイメージどおりの愛すべき男を飄々と演じていて
彼もまた強烈な存在感で目が離せない。

この2人の名役者が踊るダンス「チャチャチャ」の
練習シーンは私の大好きなシーンだ。
ブシェミがギクシャクと踊っている姿が「ツボ」なのか
カッセルが笑ってはいけないのに笑けてきてしまう。
チャチャチャを踊るブシェミがたまらなく素敵です。
心に残る素晴らしいシーンです。

観れば観るほど味が出てくる映画ってなかなか無い。
何度も観返しても飽きないどころか、どんどん
好きになってしまう。

好きなタイプじゃないからデートは映画観てお茶したら
サッさと帰ってた男だけどメイクラブしてみたら
ドツボ(インザスープ)にハマってしまって惚れてしまった・・
ってかんじの作品でした。

もっと早く出会いたかったな。

詳細評価

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