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ベビイドール (1956)

BABY DOLL

監督
エリア・カザン
  • みたいムービー 5
  • みたログ 5

4.00 / 評価:3件

指をしゃぶりながら性の匂いも漂わせる

  • 一人旅 さん
  • 2021年3月13日 11時52分
  • 閲覧数 126
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

エリア・カザン監督作。

米国人劇作家:テネシー・ウィリアムズによる1956年発表の同名戯曲をエリア・カザン監督が映画化した人間ドラマで、幼妻を巡る三角関係の顛末を描いて人間の醜き内面を浮き彫りにしています。

米南部ミシシッピ州を舞台に、20歳の誕生日を目前に控えた可憐な幼妻:ベビイドールを巡って、綿繰り機工場を営んでいる年上の夫:アーチーとシチリア生れの同業ライバル工場主:シルヴァが対立していく様子を描いた人間ドラマで、経済的に厳しい状況にあるアーチーがシルヴァの工場に放火したことを発端にして、放火の犯人がアーチーであることを確信したシルヴァが彼の妻であるベビイドールをある目的のため露骨に誘惑し始めていく様子と、やがて二人の不道徳な関係性に気づいたアーチーが狂乱の境地へと進入していく様を次第に高まる不穏と緊張の中に映し出した心理劇となっています。

本作は、対立する二人の工場主と幼妻の歪な三角関係の変容を描いて、情欲、支配欲、欺瞞、狡猾、冷淡、暴力…といった人間の醜き本性を苛烈に浮かび上がらせていく様に見入る作品であり、同じくテネシー・ウィリアムズ原作のエリア・カザンによる映画化『欲望という名の電車』(51)にも通じる人間心理ドラマとなっています。そしてベビイドール役のキャロル・ベイカー、アーチー役のカール・マルデン、シルヴァ役のイーライ・ウォラック(本作が映画デビュー)による三者三様の演技合戦も見物で、ピュアゆえの魔性を覗かせた紅一点キャロル・ベイカーの幼げと妖艶が混在した一級の演技は必見であります。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 恐怖
  • セクシー
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