ここから本文です

ヴェラクルス (1954)

VERA CRUZ

監督
ロバート・アルドリッチ
  • みたいムービー 18
  • みたログ 176

3.47 / 評価:62件

戦争?何それ美味しいの?

  • 一人旅 さん
  • 2015年12月28日 20時18分
  • 閲覧数 985
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ロバート・アルドリッチ監督作。

フランス干渉戦争に揺れる19世紀後半のメキシコを舞台に、アメリカ南北戦争で活躍した南軍兵士と流れ者のガンマンの友情と対決を描いた西部劇。
連中は正義には一切興味なし。メキシコ帝国側につくか革命軍側につくか、全ては報酬次第。主人公ベン(ゲイリー・クーパー)とジョー(バート・ランカスター)はアメリカ人にも関わらず、アメリカの敵国フランスの傀儡政権であるメキシコ政府の味方につく。理由はもちろん、革命軍より多く報酬をもらえるから。さらに馬車に隠された大量の金貨が見つかったことによって、ベンとジョー以外にも伯爵夫人、侯爵、流れ者の一群全員が金貨を狙い始め、事態は混迷化していく。金貨に対するあくなき欲望がそれぞれの心を疑心暗鬼にさせ、相手の腹の探り合いが繰り広げられる。メキシコの命運を左右する戦争などお構いなしに、金貨の魔力に憑りつかれた人々が虚言&裏切りの応酬に夢中になってしまう姿が滑稽で愚かで、同じくメキシコが舞台の映画『黄金』のハンフリー・ボガートの情けない姿を思い出した。だが、敵・味方入り乱れた多国籍な連中が見せる一貫した「金>正義」のスタンスは、ある意味戦争のくだらなさと無意味さを笑って訴えているような気がして、場違いなお気楽さの中に反戦意識のようなものがある(気がする)。
また、クレジットされてはいないが、デビューして間もない頃のチャールズ・ブロンソンが流れ者の一人として出演している。ブロンソンの真骨頂である男気溢れる渋い演技とはかけ離れたキャラクターを演じていて、気に入った女を押し倒し強引にキスを迫る姿が新鮮だ。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • 悲しい
  • ロマンチック
  • 勇敢
  • 切ない
  • かっこいい
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ