ベロニカ・フォスのあこがれ

DIE SEHNSUCHT DER VERONIKA VOSS/VERONIKA VOSS

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ベロニカ・フォスのあこがれ
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(3件)

悲しい28.6%絶望的28.6%不気味14.3%泣ける14.3%切ない14.3%

  • 一人旅

    4.0

    ネタバレファスビンダーが描く“戦後ドイツ”

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pos********

    5.0

    ネタバレ物語の呪縛

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dqn********

    4.0

    鮮烈なモノクロ映像で綴る悲劇

    37歳で急死したファスビンダー監督の遺作。ベルリン国際映画祭金熊賞。 「マリア・ブラウンの結婚」が戦中のどん底からスタートし、戦後に力強く上昇する女性の話であったのに対して、本作は戦中にすでに全盛期を迎えた女性が、戦後を生き長らえてしまったことから起こる悲劇を描いている。 ヴェロニカはナチ時代のスターとして栄光に浴し、戦後は負の過去を隠して生き長らえたが、結局、現在も過去の名声にすがって生きるしかない。ナチスの後ろ盾は無く、脚本を提供していた夫とも別れ、今や薬(モルヒネ)に頼って生きる毎日。誰か(何か)に頼って生きるしかないヴェロニカの弱さは、マリア・ブラウンの力強さと対照的である。 そのヴェロニカの依存体質に目をつけるのが、女医のカッツ。カッツはヴェロニカに薬を提供する代わりに、金を巻き上げる。ヴェロニカは薬を貰うにはカッツの言いなりになるしかない。どこまでも人にすがって生きるヴェロニカの孤独。 クライマックスの悲壮感は白眉。近しい人間を集めてのパーティで、華麗に歌うヴェロニカ(最後の一咲き)と、寝室で最後を迎えるヴェロニカを交互に写し、彼女の孤独を一層際立たせる。そしてアン・ハッピーエンドで終わる苦い苦いラスト(祝杯をあげるカッツたち、それを見つめるロバート、彼が車に置いたのは何だろう?)。当時ドイツ映画界を背負って立つ存在であったろうファスビンダーの、あまりに悲しい遺作である。 鮮やかな白(カッツ女医の家の内装)や明滅するライトなどが放つ強烈なモノクロ映像。メロドラマ的音楽と、その間に挟みこまれて静かに不安をかきたてる太鼓の連打。緊張感を最後まで持続させる演出が見事な作品。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ベルリン国際映画祭第32回

金熊賞

基本情報


タイトル
ベロニカ・フォスのあこがれ

原題
DIE SEHNSUCHT DER VERONIKA VOSS/VERONIKA VOSS

上映時間

製作国
西ドイツ

製作年度

公開日
-

ジャンル