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ベン・ハー

ベン・ハー

BEN-HUR

240

mai********

4.0

壮大な愛と憎しみの物語

その憎しみの部分だけを、あのお方が持ち去ってくれる。 当時の倫理観からしたら、あのお方を顔出しして映画を作るなんてことは きっとタブーだったのではないだろうか? そんな事を考えながら作品世界に浸る。 これは物凄い叙事詩。 一人の男の愛と憎しみの半生。 運命の悪戯と、苛酷さ、絶望と、絆。 それをベン・ハーという男の物語とは別に その背景にあのお方の物語を見え隠れするように描く。 交わるようでいて交わらず、それでいて影響を受ける。 全ての罪をあのお方が持ち去ってくれる。 雷雨と共に流れる聖なる血が大地にしみ込み その大地を踏みしめる人々にも伝播する。 大いなる愛がしみ込んだ大地を踏みしめて僕らが生きているのなら どうしてこんなに争いがなくならないのだろうか… 全ての人があなたを慕うわけじゃないけれど あなたの大いなる愛が包んでいる世の中であるのなら… 今のこの時代に、『ベン・ハー』を観る。 その価値はきっとあると思える。 2020年5月31日イオンシネマ太田で鑑賞

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