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ボイリング・ポイント (1993)

BOILING POINT

監督
ジェームズ・B・ハリス
  • みたいムービー 2
  • みたログ 28

3.09 / 評価:11件

立場が変わっても変わらない男と女の関係!

  • hoshi595 さん
  • 2010年12月11日 22時38分
  • 閲覧数 434
  • 役立ち度 9
    • 総合評価
    • ★★★★★

主役は、「ブレイド」シリーズで知られるウェズリー・スナイプス?

それとも、「ブルーベルベット」のデニス・ホッパー?

確かに、シルベスター・スタローンとサンドラ・ブロックの間で
見事なアクションを演じた「デモリションマン」のウェズリー・
スナイプスと、「スピード」でも主役のキアヌ・リーヴスと
サンドラ・ブロックに負けない存在感を示したデニス・ホッパーが
中心の映画である。

物語は、捜査官と詐欺師という相反する立場ながら、人間として
見ると共通点が多いという視点で描かれる。

だから、恋をしたり、ふられたりという日常的な出来事も善悪に
関係なく発生してしまう。

監督兼脚本は「ブラックダリア」のジェームズ・B・ハリス。
「ザ・センチネル陰謀の星条旗」の原作者でもあるジェラルド・
ベティヴィッチの小説を映画化したのだが、主役である筈の
ウェズリー・スナイプスが今一つ元気がなく人間的魅力が感じ
られない。

それに比べて、無鉄砲ながらクールな殺し屋役を演じたのが
「オーシャン・オブ・ファイヤー」の主役を務めたヴィゴ・
モーテンセンで、脇役ながら主役以上の存在感を感じた。

非情な殺し屋なのに”純粋”な面も持ち合わせ、本作品の主題で
ある”どちらも変わらない”人間味を一番うまく演じていたので
むしろ、こちらが主役と言っても過言ではない。

クライム・サスペンスというより、人間ドラマ的要素が強く、
90分弱の短い時間では十分ではなかったようだ。

DVDの特典映像では『撮影秘話』と題して、監督や原作者の
談話が入っているのだが、必ずしも出来に満足していない監督の
本音が聞けて興味深かった。

こういう映画こそ、”ディレクター・カット版”として、監督の
意向に沿った編集を施し微調整をしたら、満足の出来る作品に
仕上がるのではないだろうか。

最後に、「イージーライダー」ではカンヌ国際映画祭新人監督賞を
獲得しながら、役者としては大きな賞に恵まれず今年5月に亡く
なられたデニス・ホッパー氏の冥福を祈りたい。

大好きな「ブルーベルベット」で助演男優賞を授与した
LA批評家協会の存在を見直してしまった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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