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暴走機関車

暴走機関車

RUNAWAY TRAIN

111

ひさくん

5.0

娯楽要素以外のメッセージ性のある良質映画

邦題 暴走機関車 確かに暴走する機関車に囚人2人が乗り込み、自由を求めて脱獄するストーリーですがメッセージ性の高い、ストーリーではないでしょうか。 囚人である主人公がと刑務所長との対決心をむき出しにする。 これも背景を思えばメッセージ性が感じ取れる。 人権無視で囚人を扱う刑務所長との対決心。 囚人仲間からは英雄、ヒーローと思われ親しまれている、主人公への信頼性。 自由を手に入れる為の執念。 便利さを優先しハイテクな鉄道運用管理システムに頼ったあげく、 想定外な状況に対応しきれない現実を突きつけられた開発者の鉄道管理マン。 などなど・・・。 本当に表したかったのは本来、人間は本能で生きる動物と変わらない感情も 持ち合わせている生き物である事。 理性を持つことができる人間であっても、 悪魔のように非情な心も持ち合わせるという意味では、一瞬で悪魔にもなれる。 紙一重なのではないか。 印象的なセリフがある。 誤って暴走機関車に眠り込んで乗ってしまった、女性鉄道マンと主人公との言い争いのセルフの中に印象的なセリフがある。 女性鉄道マン「卑怯者! 自分の代わりに他人を犠牲にするのね。あんた動物よ。」 主人公「いや 動物より悪い・・・人間だ。人間だ!」・・・。 興奮した感情が我に返った瞬間、全てを悟ったように・・・。 とにかく、ラストシーンを含めて意味深いストーリーと感じている。 是非、単なるエンターテイメント娯楽映画ではなく、表現したい意図を考えながら、観て頂きたいと思うような映画である。

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