暴力脱獄

COOL HAND LUKE

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暴力脱獄
3.8

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(70件)


  • le_********

    2.0

    映画上のストーリー展開・ドラマ性なく、時代背景により賛美されただけの作品

    監督:スチュアート・ローゼンバーグ、脚本:ドン・ピアース、フランク・ピアソン、製作 :ゴードン・キャロル、撮影:コンラッド・L・ホール、編集:サム・オスティーン、音楽:ラロ・シフリン、主演:ポール・ニューマン、ジョージ・ケネディ、1967年11月、126分、配給:ワーナー・ブラザース=セヴン・アーツ、原題:Cool Hand Luke ルーク・ジャクソン(ポール・ニューマン)は、ある晩、酒に酔い、道具を使い、パーキングメーターを次々にねじり切る。駆けつけた警官により捕まり、器物破損の罪で、フロリダの刑務所に2年の刑で収監される。彼は戦場での戦いぶりに対しいくつかの勲章を得、一時は軍曹にまで昇進したが、除隊されたおきは一兵卒としてであった。 収監翌日から、炎天下での草刈り作業など苛酷な労働を強いられる。バラックのような収容所には二段ベッドがあるだけで、囚人ゆえの拘束だらけの日常がつづく。反体制的で飄々としたクールな物言いや素振りで、やがて囚人仲間たちに少しずつ受け入れられていく。その中でボス的存在であるドラグライン(ジョージ・ケネディ)とも、休日のボクシングでボコボコにされることで却って親しくなり、ドラグラインはルークのことを、Cool Hand Luke と呼ぶようにさえなった。・・・・・・ パーキングメーターを壊したのはむしゃくしゃしたからであって、深い意味のあることではない。勝ち目のない手持ちカードなのに大金を賭けて負ける、仲間たちの賭けとして、ゆで卵50個を食べる、など、特に意味のない行為が描写される。同様に、2かい脱獄したあとは、不埒な理由で、穴を掘らされたり、埋めさせられたりする。権力の側も、意味のない暇つぶしをするという点では、似た程度の存在である。 脱獄を3回行なうが、最初の2回はすぐに連れ戻され、3回目のトラックによる逃走ではドラグラインも飛び乗って付いてきたが、そのドラグラインがすぐに見つけられたせいで、ルークのいる教会もバレてしまう。 所長や看守を含め、まことにどうしようもない男たちが、日々決まったことや言われるがままのルーティーンを繰り返すだけだ。そこには生きていることの幸福もそれへの感謝もなく、くだらぬゲームが繰り返されるだけなのである。囚人たちは、囚人ゆえにやむを得ないのだが、権力側に歯向かおうとすれば、武器で脅され、ただ従順に規則に従うだけなのである。 この映画の意図するところからすれば、本作品は、ルークの生きざまを描いたものであるから、原題 Cool Hand Luke をそのまま訳し、クール・ハンド・ルーク、でよかったのではないか。 台詞はないものの、どこかで見た顔があるなと思ったら、やはりデニス・ホッパーであった。彼はこのあと、『イージー・ライダー』を監督することになる。 本作品は、直前に公開された『俺たちに明日はない』(1967年8月)や、その後の『イージー・ライダー』(1969年)から『カッコーの巣の上で』(1975年)に至るいわゆるアメリカン・ニューシネマの系譜に位置付けられる作品であろう。いずれも犯罪や脱獄・脱走をみごとな手腕だと賞賛し、刑務所や施設などを舞台としている。 ルークという名前も新約聖書のルカを想起させるもので、ルークはラスト近く廃屋と化した教会のなかに入り、天井、つまり、天に向かって、神との会話を独白する。そして、自分を見捨てるのかどうかといった問いかけをする。キリスト教や神に対する信心にも、一石を投じている。 映画・映像として一定の評価はできるのでレビューにするが、好き嫌いで言えば、上記諸作品同様、嫌いな映画である。ここには、映画上の起承転結やメリハリ、即ちストーリー展開やドラマ性がないのだ。不条理演劇同様、時代背景の産んだ代物であり、それだけに当時は人気をもって迎えられたのだろう。製作意図に政治的主張を盛り込むのはいいとして、その方法において、これらの映画は好きになれないのだ。

  • Cakewalk

    3.0

    ただの暇つぶし?

    要は彼は脱獄をゲームのように楽しんでいたのかな。 囚人は賭け事ホント好きなんだなあ。 卵50個食べる賭けも、皆その日は卵は食べられないって事だよねきっと。(みんなの分の卵を集めて食べてたとしたら) 貴重な栄養源を犠牲にしてそこまでして賭けを楽しむとは。。。 あとちょいちょいコーラも出てきたけど、ここは食に関しては結構緩めな設定なのかな 主人公の囚人は全てにおいて、ただの暇つぶしって感じの印象を受けたな。

  • ぢょにぃ

    1.0

    やおいの極み

    救いようがない退屈さ。 どうしようもないラスト。 ヤマなし、オチなし、意味なし。 時間の無駄。 単なる駄作。

  • uzu********

    5.0

    世界一カッコいい男

    ポール・ニューマンがとにかくカッコいい。自分にとっては永遠のヒーローだから☆は5つ付ける以外考えられない。

  • syu

    5.0

    心に残る映画です

    映画のキャラクターを演じている、というレベルではないですね。まるで本当にこういう人間がいるかのような、説得力のある分厚い人間描写でした。 見終わった当初は星4つでしたが、この映画は見終わったあとしばらくしてからも心に残りつづけましたので、星5つに修正しました。心に残る映画でした。一人の人間を骨太に描ききった名作には、ときたまこういう独特の感覚を味わえる映画があり、これも映画の醍醐味です。

  • ムービークリニック

    3.0

    ほし みっつ

    うだるような暑さ。看守の横暴。反骨精神と囚人たちの尊敬。映画の面白さはじゅうぶんにあったね。 この内容というと、自分はカッコーの巣の上でを思い出しちゃうな。 もちろんこちらが古い作品。 あっさりしたエンドでしたが、教会で神に語りかけるシーンは象徴的でよかったですね。 自分の青春時代はレッドフォード、ニューマン、ドロン、リー、女性ではヘップバーン、ビゼットが大人気でしたから、こういう古い作品は懐かしく観ちゃいます。

  • tos********

    5.0

    ニューマンとマックイ-ン

     二人とも大スターだけど、なぜかポール・ニューマンの方が人気がないような気がします。スティーブ・マックイーンの方が早くに亡くなったので、伝説的なのもあるかもしれません。ニューマン主演のこの映画も、マックイーン主演の「大脱走」と比べると、ちょっと名作度合いが足りないと思いました。

  • kus********

    3.0

    ネタバレまさに厭世家的な生き方では…

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • エル・オレンス

    4.0

    ネタバレ卵食系男子ポール。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • sek********

    3.0

    ネタバレ民間伝承

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • thi********

    1.0

    ネタバレ破滅的・・

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tay********

    5.0

    これを観てポールニューマンが好きになった

    ルークの結末は暗いし、黒いサングラスに映る世界が怖い。それでもルークの底なしに無邪気な笑顔が何かを感じさせる。観終わってシートにしばらく沈んでいたくなる映画です。

  • g_k********

    5.0

    反骨精神

    根性!反骨精神!それが男の代名詞だった。そんな映画。

  • bar********

    5.0

    ネタバレクール・ハンド

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jir********

    5.0

    暴力脱獄>パピヨン

    戦争を体験し、地位や名誉、お金、更には自分にすら幻滅し不感症になってしまったルーク。 彼はいつも笑っている。 ニヒリズムに行き着いた。 虚無主義、すべてのことに価値観が持てない。 やる必要のない犯罪を犯し刑務所に入り、やる必要のない喧嘩を起こしボコボコに価値観されても笑っている。 囚人たちはそんな彼の意に反して勇気付けられていく。 囚人は私たち一般人で、刑務官たちはルールを守らせたい国の上層部の人間のメタファーとなっている。 パピヨンでは「自由への渇望」というテーマがあったが「暴力脱獄」にはそれすらない。 彼は神様の存在すら信じられなくなっていたのだ。 彼は殺された。 しかし囚人たちの心には彼の笑顔が残った。 虚無的だった彼は神様のように死んだ後も人々の心に生き続けたのだ。 ちなみにルークとはキリストの使徒Lukasの別読みである。

  • shinnshinn

    5.0

    ポール・ニューマン追悼。

    町山智浩さんによると、ポール・ニューマンが亡くなった時、全米で報道されたニュースのバックに流された映像は「明日に向かって撃て」でも「スティング」でも「ハスラー」でもなく、本作「暴力脱獄」だったそうです。少し意外に思ったのですが、なるほど、P・ニューマンのイノセントな笑顔が一番色濃く出ていたのは本作だったのかもしれません。 アメリカ人には実際にリベラルで、反権力主義的だったP・ニューマンと本作の主人公ルークのイメージが重なったのかもしれません。このあたりは日本人には分かりづらいのですが、ブッシュ政権のお金持ち優遇政策に対して「自分のようなお金持ちから税金を取らないのは馬鹿げている」とまで言った数少ないハリウッドの人格者。おそらく、国民からは慕われていたのでしょう。 囚人たちが刑務所の外で、一般道路(フロリダの田舎)の整備作業をやらされるシーンに雰囲気があり面白い。日本との違いを強く感じる(すぐ近くで看守がライフルを持っています・笑)。そこにラロ・シフリンの音楽がピッタリとはまり、郷愁を誘います。 共演のジョージ・ケネディ(今年、鬼籍に入られました)は本作で助演男優賞にみごと輝き、単なる悪役からの脱却に繋がった、彼にとってのターニングポイント的な作品にもなっています。P・ニューマンも本作で主演男優賞にはノミネートはされていましたが、結局「夜の大捜査線」のロッド・スタイガーに持って行かれてましたね(どちらかと言えば助演的な感じもあったのだけれど、主演はあくまでもシドニー・ポワテェだろうと)。この年の他の候補者がウォーレン・べイティ「俺たちに明日はない」、ダスティン・ホフマン「卒業」、スペンサー・トレイシー「招かれざる客」とイヤハヤ凄い年だった。 冒頭のパーキングメーターを何本も切り落として、そのご満悦な笑顔が素敵だったので、追悼の意味も込めて星5つにしてみました。

  • スナフキンM

    4.0

    ポール・ニューマンの魅力がここに凝縮

    現在の視点でみたら、突っ込みどころ満載である。ザルのような警備の刑務所、柵も牢もないし、看守も少ない。一瞬のスキをついての脱獄なんてちょっと時代が古すぎる。ニューマンもなんでやさぐれて刑務所に入ったかわからない。母親との面会もよくわからず、何が彼の根っこにあるのかとかまったく説明されない。さらに、あれで実刑2年も厳しいが、あの刑務所で2年ならわざわざ脱獄しなくてもというレベルである。 しかし、時代を超越したスターの魅力がそこにある。若さにあふれ、オーラに満ちたP.ニューマンがそこにいる。無鉄砲で意地っ張りであるが、周りを惹きつけてしまう魅力。こんなの他の役者では成立しないが、囚人のボス格役、ジョージ・ケネディが最初は認めてなかったのが、だんだん彼の魅力に魅せられてしまい、子分になるとかではなく、彼が大好きになってしまう。観客も同様だ。細かい指摘は現代では無意味。スーパースターであるポール・ニューマン全盛期の魅力が満載なのである。

  • stn********

    3.0

    ネタバレ邦題詐称

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • tit********

    3.0

    ゆで卵、苦しそう…

    媚びず従わずの反骨精神のカタマリが主人公。自由人たる人間の存在意義を大いに感じさせるが、見ていてちょっとしんどくなる。 ルークの母親が、自分の子供が複数いると自分と気の合う子とそうでない子がでてくる、と言う場面にはハッとさせられた。

  • qua********

    3.0

    "意思の疎通が欠けてたようだ"

    ↑本作のキャッチコピーみたいだけど、どういった意味が込められているのでしょうかね。 ポール・ニューマン主演、スチュアート・ローゼンバーグ監督1967年作。 それにしても、この邦題は有り得んわ(-_-;) 原題「COOL HAND LUKE」・・・このまんまでいいんでないの。 ドン・ピアースの原作を映画化。 フロリダの刑務所に収監された過去を持つピアースが映画の脚本も担当しているようだ。 それにしても脱獄映画って、どの作品も特徴的で個性に溢れた映画が多いように思う。 そんな中で本作は雰囲気や毛色が少々違うというか。 ある意味、型破りな作りかもね。 言うなれば、娯楽性に乏しい中身でもあるかな。 全編通して、ダークな雰囲気を醸し出しているし。 ラストもバッドエンドだし。 あと、もうちょっとストーリーにメリハリが欲しいよな~。 ポール・ニューマンの名優たる所以を証明するシーンは多々ある訳だけど・・・。 恐らく、今一度観る事はないだろうな。 う~ん、本作よりも「パピヨン」の方が一枚も二枚も作りが上手だと思うけどね、個人的には。

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