ここから本文です

インディア・ソング (1974)

INDIA SONG

監督
マルグリット・デュラス
  • みたいムービー 12
  • みたログ 21

4.00 / 評価:8件

ガンジスの夜気に燃える愛

  • bakeneko さん
  • 2019年5月30日 12時33分
  • 閲覧数 205
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「二十四時間の情事」、「かくも長き不在」といったー“過去に対する意識の流れ”をテーマにした作品群を発表し続けた:マルグリット・デユラスの監督作で、インドの領事館を舞台にした過去の愛の物語が南国の熱気の中にしめやかに語られてゆきます。

「ガンジスの女」、「インディア・ソング」、「ヴェネツィア時代の彼女の名前 」のデユラス監督三部作の中心となる第2作で、舞台劇『ラホールの副領事』に基づいた映画となっています。誰のものか不明瞭なナレーションによって、嘗てのカルカッタのフランス領事館の美しい夫人(デルフィーヌ・セイリグ)の奔放な愛の形式と彼女に狂恋する大使(マイケル・ロンズデイル)のエピソードが語られてゆきます。
通常の作劇と異なり、登場人物はナレーションの説明に従って動作を示してゆく―操り人形の様な無機質な演技となっていて、この物語が“個人の頭の中に残っている回想”であることを提示しています。
生気のないキャラによるパントマイム風の動作が紡ぎ出す物語に、ナレーションに従って追随するうちに、“いにしえの恋愛ロマン”が浮かび上がってくる―という不思議な表現形式で“意識の揺蕩い”を現していく映画作品ですが、挟み込まれるインドの歌や鬱蒼とした自然の断片に異国情緒を観ることが出来る映画でもあります。
そして、何度も繰り返されるテーマ曲:インディア・ソング♪のアンニュイ&ノスタルジックな調べは遠い異国の愛の物語のロマン感覚を現出させていますよ!

ねたばれ?
“ラホールでトラブルを起こしたから、カルカッタに左遷“って、1930年代のアジア都市の重要性ヒエラルキーって現在と随分違うなあ~

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • ファンタジー
  • ゴージャス
  • ロマンチック
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 勇敢
  • 知的
  • 切ない
  • セクシー
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ