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インディアン狩り

インディアン狩り

THE SCALPHUNTERS

101

mut********

4.0

ネタバレシドニー・ポラック初期の隠れた名画

バート・ランカスターが引き締まった体型でキビキビしたアクションを見せる最後の作品でシドニー・ポラック監督にとっては・大いなる勇者に先立つ開拓西部劇。 時代背景が南北戦争前の1855年で時代考証もおそらく正しく旧式のコルト回転式ライフルやレミントン拳銃が登場するのも興味を引く。 猟師ランカスターが用途に応じて威嚇用・遠距離用のライフルを使い分ける機敏な動作を描く事と孤独な彼が唯一信用できる馬に語りかける姿は感動させる。 相棒になる脱走黒人奴隷オシー・デイビスが実は大変な教養人で体力だけが取り得の猟師との対立だが・夜の大走査線の後の公開だったので本作は不利、それにランカスターは無学文盲に見えずやはり知性が垣間見えてしまうのでテーマが今ひとつ生きていない。 残忍な強盗団首領テリー・サバラスと肥満予備軍の愛人シェリー・ウィンターズの存在感も凄いが彼らはなかなか正体がつかめない猟師の襲撃にビビり次第に被害が甚大になって行き毛皮を奪われた猟師とこの悪の限りを尽くしてきた強盗団ではどちらが被害者か分からなくなる滑稽さも良い。 エルマー・バーンスタインの音楽が従来手がけた・荒野の七人や・エルダー兄弟のような勇猛果敢な曲ではなくどこかとぼけて寂しさのあるエンニオ・モリコーネ調である事に注目。

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