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北西への道 (1940)

NORTHWEST PASSAGE

監督
キング・ヴィダー
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3.25 / 評価:4件

「普通」のカリスマ

  • 文字読み さん
  • 2010年8月29日 23時41分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

1940年。キング・ヴィダー監督。18世紀半ば、まだアメリカ独立前のポーツマスで、フランス軍やインディアンと戦うイギリス人たちを描いた冒険活劇。大学を追われて絵描きになろうとする青年は町の権力者と敵対して森へ逃げる。そこにはインディアンとの戦いを控えたレンジャー部隊がいて、隊長(スペンサー・トレイシー)に誘われて一緒にインディアンの本拠地を目指すが、、、という話。攻撃した後、飢えに苦しみながら撤退するまで、カリスマ隊長がレンジャーを鼓舞する様子が描かれます。

カリスマがあるってことはどこかに狂気を抱えているか(たとえば「海底二万里」のネモ船長)、暗い過去を抱えていることが多いのですが、この隊長は正論しか吐かない。厳格な規律を保って時には隊員を見捨てるのですが、あまりに空腹の隊員たちの不満がつのると投票で行動を決めてしまう甘いところもみせる。ようやくたどり着いた目的地に食糧がないことがわかると泣いてしまって神頼み。。。自分でも「レンジャーの隊長だからこうしているだけで普段は普通の男だ」というように、きわめて普通。なのにこのカリスマ。

先天的なものではなく頑張ってカリスマが身に付いてしまう。だからどうしても無理が出てきて、その無理は、皆殺しにされてしまうインディアンとか、規律でおかしくなってしまう隊員たちに転嫁されているようです。恋愛のテーマが発展されるわけでもなく、青年の成長も焦点とはならず、隊長の苦しみが追求されるわけでもない。努力と根性でカリスマを手にする普通の男の話。

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