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ぼくの美しい人だから (1990)

WHITE PALACE

監督
ルイス・マンドーキ
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3.66 / 評価:129件

心の愛情と、体の結びつきの関連は?

DVDカバーのエロティック場面は、映画の見どころ! 
しかし、「体の結びつきと心の結びつきの関連」、「失意からの回復」という深いテーマも含まれ、興味深い。

愛する人を失って落ち込む女性と男性が、愛し合うが、年齢や社会的地位に明らかな格差があり、うまくいくのか。若いハンサム男は優秀な銀行員で清潔好き、美しい中年女性はハンバーガー店の店員で生活は(一時的に?)荒れていた。男がユダヤ人というのが、アメリカでどういう意味を持つのかは調べていないが、作品ではそれは重要問題ではなさそうだ。

会話も成りたたない場面があり、普通に考えると、破たんしそうな雲行きだが、それを乗り越えられるとすれば、どう解釈するかが興味深い。
 「体の結びつきというのは、すべてに優先する強いものだ」と考えるか、
 「社会的・文化的な同質性というのは、実はそれほど重要でない」と考えるか、
である。

監督は、後者の解釈を裏付けるシーンを、ちゃんと配置している。つまり社会的に中層~上層のユダヤ人社会が描かれ、主人公マックスは、そのパーティに参加し、ユダヤ人の女性も紹介されるのだが、そこで有意味な会話が成り立つかといえば、そうでもない。マックスはむしろ、社会の下層だが率直で明るい(そして性愛好きの)ノーラといる方が、リラックスできるというわけだ。

社会的に異質な男女のロマンスは、映画では(おそらく現実にも)かなり珍しい設定だ。そういう意味で、一見をお勧めします。

珍しいといえば、舞台として米中部のセントルイス(一時衰退した工業都市で、犯罪が多い街とも言われる)を選んでいるのも、なかなか意味深ですね。日本なら、**市に相当する都市で、主人公2人の境遇や、雰囲気にマッチしているということでしょうか。

詳細評価

物語
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