僕の村は戦場だった

IVANOVO DETSTVO/MY NAME IS IVAN/IVAN'S CHILDHOOD

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僕の村は戦場だった
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(14件)


  • エル・オレンス

    5.0

    ネタバレマイベストオブタルコフスキー!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oir********

    3.0

    映画のみでは筋を追えず視聴後の解説で理解

    独ソ戦ソ連側からの描写。ではあるけれど幻想映像詩といった趣が強く、戦闘の激烈さ凄惨さはなし。 母と妹をドイツ軍に殺された少年斥候兵が主役なのだが、モノクロの非常に抑制的な話の進展も相まって映像を追うだけではなかなか筋が分からず、また人物相関把握にも戸惑ってしまう。 ところどころ理解可能となる部分はあるのでどうにか見終えられた感じ。 視聴後に解説を読んでそういうことねと。 もし幻想的描写を省略し、具体的描写を付加したら当然もっとわかりやすくはなっただろうけれど「味わい」は失われただろう。 「ソラリス」のタルコフスキー作品と知っていたことで見通すことが出来たという側面は否めないが、総体的に「戦争映画の体を取ったある種の芸術的雰囲気に浸ることが出来た」というポジ感覚がネガティブ面よりも微妙に勝っている。 総評三ツ星

  • bar********

    5.0

    ネタバレ少年の心情を正確に捉えた

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pop********

    3.0

    2016年に見たイイ映画その6

    その6 僕の村は戦場だった その5 道 その4 鉄くず拾いの物語 その3 プリシラ その2 刑務所の中 その1 白痴(黒澤明)

  • s06********

    3.0

    ネタバレとてつもなく退屈な作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • hir********

    5.0

    ネタバレイメージで見る映画

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    4.0

    無垢な少年の人格まで破壊する戦争

    第23回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。 アンドレイ・タルコフスキー監督作。 イワンはロシアの小さな村に住む少年。ドイツ軍による攻撃でイワンの母と妹が行方不明になってしまう。ドイツへの復讐を誓ったイワンは偵察兵として従軍を志願する・・・。 イアンの現在と過去が交錯する構成になっている。 現在のイアンに少年らしさは皆無だ。笑顔は一切見せず、家族を失ったことに対する悲しみと憎しみに心を支配されている。イアンの目つきは子どもとは思えないほどの鋭さだ。 『僕は怖くない』 劇中イアンが呟くこの言葉にはどんな想いが込められているのだろうか。進んで戦争に参加するイアンだが、恐らく殺されたであろう家族を考慮すると、戦争がもたらす凄惨と死をイアンは重々承知しているはずだ。 僕は怖くない・・・でも本当は怖い自分を奮い立たせるために呟いたのだと思う。そうまでしてでもドイツへの復讐を成し遂げたかった。家族を失ったイアンの覚悟は本物だ。 一方、過去のイアンの表情には笑顔が溢れ、母や妹そして友達と無邪気に遊ぶ姿が現在のイアンと対比的に描かれている。 楽しく平穏な日々が突如破壊され、まるで人格が逆転してしまったかのようなイアンにもはや過去の姿は無い。

  • abu********

    4.0

    わかりやすい

    な、なんと、わかりやすい!  理解できる! 眠くならない!  タルコフスキーさんもこんな映画を 撮っていたんですね。現実の風景は すごくじめじめしていて暗い感じなのに、 夢のシーンはキラッキラキラッキラしてるでしょう。 すごくよく撮ってるなぁと思う。 それにしてもなぁ、あの少年がまさか ああなるとは思わなかった。戦争の悲惨さを 描くやり方としては単純だけど、 でもすごく神髄をついてる。

  • sei********

    5.0

    ネタバレ戦場で揺れ動く少年の心。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • amy********

    5.0

    ネタバレ復讐のかわりに在るはずだったもの。

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • a87********

    5.0

    世の中には知らなくて良い事がある

    タルコフスキー監督が30歳の時に撮った初長編作品であり、 映像の詩人だと世界中に彼の名を広めた作品です。 冒頭、眩いばかりの光に包まれた少年の姿が映し出されます。 少年らしい無邪気な幸せに胸躍らせ瞳を輝かせている彼。 「母さん、郭公が鳴いていたよ。」 銃声がし、壊れかけの小屋で粗末な服を着た煤だらけの顔をした 少年が目を覚ます。 12歳の彼は戦争の真っただ中で斥候(諜報活動)として 家族の敵を討つ為にドイツ軍と戦っています。 彼を戦地から救おうと軍の上層部が学校に行かせようとしても、 彼は頑なに受け入れようとはしません。 子供は大人より純粋で、だからより憎しみを募らせ、復習だけが 今の彼の生きる拠り所になってしまうのです。 彼が身を置く惨めな現実と夢で見る幸せな思い出を交互に挟み込み、 今の彼の暗い表情と、本来の無邪気な笑顔を対比する事で、 戦争によって失われて行くものを静かに浮かび上がらせて行きます。 少年の無残な最後は、あまりに切ない幼い命の幕切れ。 最後、画面一杯に広がる彼の幸せだった思い出は、まるでその免罪符のようです。 私はこの作品を観て、実際にポルポト政権下の少年兵の姿を思い出しました。 十代半ばだろうその少年は、自分が銃殺した相手を何の感慨も無く見下ろしていました。 彼の目は少年の目ではなく、冷酷な兵士の目でした。 世の中には知らなければいけない事と、知らなくても良い事があると思います。 この作品の中で少年が、上記の少年兵が心に抱えてしまったもの、 或いは失ってしまったものは、知らなくて良い事のはずです。 戦争が無くならないのは、其々の国に其々の言い分、正義があるからでしょう。 でも戦争を始めるのは大人だという事を、私達は忘れてはいけない・・・。

  • Amaterasulover

    4.0

    美しい純粋さ故の、美しい狂気。

    ウラジーミル・ボゴモーロフの小説「イワン」の映画化でタルコフスキー30歳の初めての長編映画です。両親を戦争で亡くしたイワンは、敵への憎しみから12歳にも関わらず強く希望して敵陣への偵察行動に参加します。そして命を落とすまでの物語です。どの国の映画でもよく登場する、「お国のために命を捨てるのだ!」と言う軍人は登場しません。その代わりに、この映画で登場する軍人達は「戦争は大人に任せて子供は学校に行け!」と皆、少年に諭します。つまり、軍人の言葉の方が少年の行動より正常に感じられるというところが、他と違うのです。そして、戦争によって心を病んだ少年の戦場での光景と、彼の母や、想いを寄せる少女との平和な時の回想や心象風景が強いコントラストを放っています。あくまで少年の中だけの狂気と正常がコントラスト強く、美しく捉えられています。。なぜこんなにも美しいのでしょうか?タルコフスキーの映像が美しいから?確かに最大の要因の一つでしょう。でも僕はここで描かれている狂気も正常も純粋だからだと思います。少年ゆえの母に対する愛が純粋だから狂気に走り、純粋だから美しい思い出もあるのです。それが他の戦争映画、例えば酒に溺れたり人を殺したり薬中になったりという、アメリカ映画で描かれるベトナム戦争の正常と狂気との差なのでしょう。酒も飲めばセックスもするという大人とまだ母の愛や淡い恋しか知らない少年の被写体の違いなのかもしれませんけれど。しかしそれが、世界中の数々の戦争映画には見られない美しさ、瑞々しさを持つ映画としてくれているのです。この映画に登場する軍人達は、もちろん命をかけて戦争をしているのですが、つかの間に、恋もするし、横恋慕もする、少年に学校へ行けとも言う。けれど、少年の純粋で一途な愛ゆえに、将校や軍人より強い義務感を持ってしまったという悲しい物語です。そして、終戦後の処刑所で、ソ連の軍人ガリツェフが心の中で聞いた少年に対するドイツ兵の言葉は、純粋さを侮蔑する言葉に聞こえました。とても痛いです。最後の美しい追いかけっこのシーンも忘れられません。PS:ところで、この映画の中に登場する白樺の森は僕の人生の中で一番美しい白樺の森です。

  • fbx********

    5.0

    意外です

    何の予備知識もなく見たら、タルコフスキーとは思えなかった。 凄く深く、戦争で誰が一番犠牲になるのかを冷静な視点で捉えている。 彼が、眠いの代名詞として捉えられてしまうことがあるが、 この映画を見れば、なぜ、タルコフスキーの作風が変わったのかが 分かるような気がする。 鮮烈なイメージの連続。見逃せない。

  • oce********

    5.0

    悲劇の行く末

    タルコフスキー作品は「惑星ソラリス」位しか見たことはなったが、こういう戦場ものを手掛けていたとは驚きだ。 しかもこの質の高さは驚異的だ。 12歳の少年イワンを主軸に描く戦場。 両親を殺されたために志願して斥候兵になる。 戦火は拡大していく中で、戦場を離れろと諭されるもイワンは引かない。 戦場下の状況がそうさせることを端的に表している。 前半の砂浜での遊びがそのままラストにつながっていく。 悲劇を悲劇と思わせない映像美が美しい。

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