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僕の村は戦場だった (1962)

IVANOVO DETSTVO/MY NAME IS IVAN/IVAN'S CHILDHOOD

監督
アンドレイ・タルコフスキー
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  • みたログ 219

4.07 / 評価:76件

無垢な少年の人格まで破壊する戦争

  • 一人旅 さん
  • 2013年11月20日 6時08分
  • 閲覧数 1309
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

第23回ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。
アンドレイ・タルコフスキー監督作。

イワンはロシアの小さな村に住む少年。ドイツ軍による攻撃でイワンの母と妹が行方不明になってしまう。ドイツへの復讐を誓ったイワンは偵察兵として従軍を志願する・・・。

イアンの現在と過去が交錯する構成になっている。
現在のイアンに少年らしさは皆無だ。笑顔は一切見せず、家族を失ったことに対する悲しみと憎しみに心を支配されている。イアンの目つきは子どもとは思えないほどの鋭さだ。
『僕は怖くない』
劇中イアンが呟くこの言葉にはどんな想いが込められているのだろうか。進んで戦争に参加するイアンだが、恐らく殺されたであろう家族を考慮すると、戦争がもたらす凄惨と死をイアンは重々承知しているはずだ。
僕は怖くない・・・でも本当は怖い自分を奮い立たせるために呟いたのだと思う。そうまでしてでもドイツへの復讐を成し遂げたかった。家族を失ったイアンの覚悟は本物だ。

一方、過去のイアンの表情には笑顔が溢れ、母や妹そして友達と無邪気に遊ぶ姿が現在のイアンと対比的に描かれている。
楽しく平穏な日々が突如破壊され、まるで人格が逆転してしまったかのようなイアンにもはや過去の姿は無い。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 悲しい
  • 恐怖
  • 絶望的
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