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ボッカチオ'70 (1962)

BOCCACCIO '70

監督
マリオ・モニチェリ
フェデリコ・フェリーニ
ルキノ・ヴィスコンティ
ヴィットリオ・デ・シーカ
  • みたいムービー 21
  • みたログ 113

4.00 / 評価:25件

見るのが大変……

  • bar***** さん
  • 2017年8月20日 9時56分
  • 閲覧数 362
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ボッカチオ’70。四人のイタリア有名監督を使って描いた「ボッカチオ風」のオムニバスドラマ。

あのフェリーニも参加していると見て、結構楽しみだったのだが、くたくたに疲れてしまった。
思うにこの企画、失敗である。
監督たちの力量を疑うわけではないが、これなら各自長編をこしらえて、それを別々に見た方が気分がいいはずだし、充実した時間を過ごせるだろうと思う。
なぜなら、彼らくらいの力量になってくると、当然その表現法は独特なものになってきて、テーマの描き方ももちろんそうだけど、重要なのは1シーン1シーンの味わいの方だと思うし、ぼくも半分それを目当てに見ている。どんな人だってその監督の「文体=表現」を味わっているし、奇異な意見に見えるかもしれないが、あながち的外れというわけでもなかろう。

さてこういったオムニバス映画では、普通であれば4作品続けてみるのが正しい鑑賞法だと思う。ただ、この映画ではそれが無理だと思われる……。
それは4作品それぞれのクセが強すぎて、一体この人たちは4人集まって何がしたかったのかまったくわからなくなるほどだからである。
作品の印象に統一性がないのは、もう八割ほどこのオムニバス映画の意義を破綻させていると言っていい。「ボッカチオ」の名前を借りて、おのおのが好き勝手に撮りたい映画を撮った、というめちゃくちゃな映画、という評価はまだ良くて、その実内容も片手落ちというか、理由はわからないがどの監督も自作にあんまり身が入らず、たいして良い作品になっていないから、我慢して見続けるだけ徒労という、意地悪な映画になっていると言っていいくらいだ。

以前見たフランスのオムニバス映画「パリジェンヌ」は、上手に全作品の統一がなされていて、コメディ特有のクスッとさせる感じがあって、全作品が気楽でしかも真面目に視聴しても楽しめるといった、秀作だったが、この「ボッカチオ’70」は一作一作のインパクトこそ強いものの、内容が高度になりすぎていたり、逆に内容が無くて拍子抜けさせられたりと、オムニバス映画の完成度としては決して高くなく、中くらいだと思われる。監督の名前が豪華なので、そこに惹きつけられてしまった……。

詳細評価

物語
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