インテリア

INTERIORS

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インテリア
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(16件)


  • ech********

    2.0

    昨日観たけどもう忘れた

    とにかくつまらない。ほとんど覚えていない。 家族の日常のちょっとした問題がダラダラ続くだけ。 アニーホール、マンハッタン的な、合う人にしかわからない作品でしょう。

  • shi********

    3.0

    アレンはコメディでこそ

    確かベルイマンを意識してした作品とか。残念ながらベルイマン作品程引き込まれるものはここにはない。

  • moc********

    3.0

    何故か痛みを感じた

    インテリアのように整然とした秩序を好んだ母親イヴと、3人の娘、上からレナータ・ジョーイ・フリン、そして65歳にしてイヴに離婚を申し込み、自分の人生を生きたいと主張した父親アーサー。 物語はアーサーがイヴに、試験的に別居をしたいというところから始まります。 まず、ネタバレなしに感想だけを言おうとすると、題名にもありますが何故か節々に痛みを感じました。 ここから少しネタバレ入ります。 イヴが創った世界で生きてきた夫と子供たちに、同情を感じると同時に、夫であるアーサーに嫌悪を感じます。彼女を選び、妻とし、そしてそのレールに乗ったのは紛れもなく彼自身であるのに、どうして年老いた妻に離婚を切り出せるのか・・・そして、どうして愛人と結婚すると言えるのか、理解できませんでした。娘たちは、仕方がないと思います。だから、彼女達三姉妹には、素直に同情が湧きます。 とても静かに崩壊に向かっていくシーンは、見事だったと思います。美しかった家族が、父の一言で壊れていく。そして、その主たる母親イヴがボロボロと壊れていく様は、見事です。陳腐で、幼稚で、そして哀れ。この言葉につきます。 死によって母の呪縛から開放された三姉妹のこれからは、光あるものでしょう。そして、皮肉にも愛人と結婚することで、夫アーサーも、イヴと過ごした年月よりも、素晴らしいものを得られることでしょう。 ただ1人、哀れな母親イヴは救われないまま死んでいった。痕に残るような胸糞悪さが、観終わったあとに広がります。 私には合わなかったです。でも、物語としては見事でした。ウディ・アレン監督が好きな人は、シリアスということに注意してご覧下さいね。

  • 一人旅

    4.0

    人生はインテリアのように完璧ではない

    ウディ・アレン監督作。きれいに生きるって難しい。そんなことを教えてくれる映画。できればなんでも自分の思った通りに、きれいに生きたいと人は思うけど、そんなことはきっと幻想に過ぎないと思う。きれいに生きたいと願うことが、結果として自らを苦しめることにも成り得る。この作品に出てくる、突然夫に別居話を切り出された熟年主婦も『そんなはずはない!夫は絶対戻ってくる。』と信じ続ける。現実を受け入れられない彼女は徐々に精神を病んでいく。人生をありのままに受け入れるにはかなり勇気がいるし難しいこと。でももしそうすることができるのなら、少しは気楽に生きていける。

  • yne********

    4.0

    愛情とは憎しみ

    「愛情の対義語は憎しみではなく、無関心」という言葉がある。  母娘の愛憎をモノトーンの色調で静かに、そして強く描き出している。  その静かなトーンが、母娘の心理の葛藤を浮き彫りにする。  イングマール・ベルイマンを敬愛するウディ・アレンは、この作品でベルイマンを超えたと言えるかも知れない。

  • じゃむとまるこ

    5.0

    イヴのインテリア

    1978年作、ウディ・アレンの映画です。 '70 ~'80年代、アレン絶好調の時代、名作を次々制作、本作もその中の一本。 ベルイマンにインスパイアされて制作したといわれる、アレンにしてはシリアスな映画です。 確かにベルイマンの影響は大きいですが、見事に消化吸収、アレンの世界を創り上げています。 今回舞台は富裕層の高級住宅が建ち並ぶロングアイランド、海辺の邸宅、窓から見える荒い波が不安感を増幅させます。 ゴードン・ウィリスの映像はモノトーン基調の水彩画のようで寒々と美しく、音楽は、或る部分(映画のターニングポイント)を除き無音です。 知識人といわれる裕福な一家、3人の娘は独立したかに見える、義務を果たした父は妻イヴ(ジェラルディン・ペイジ)との一時的別居を提案、長女レナータ(ダイアン・キートン)は詩人として名を成し、次女ジョーイは人生の方向が見定まらないことに悩み、三女フリンは華やかな女優として活躍するも役に恵まれない。 三者三様の悩みを抱えている。 そんなある日父は恋人パールを娘たちに紹介、妻イヴには離婚を申し出る。 65歳、残り少ない人生を自分の思うようにに生きたいと話す父、そして母とは対極にあるパールという女性。娘たちは葛藤するも、父の心の内も理解できる。 夫、娘たちを自分のインテリアのように整然と統率を取ろうとした母イヴ。 自己完結の内に夫、娘たちを取り込み家族を支配し続けてきた、精神的にも。 娘たちは母への依存、そして母の支配を断ち切ろうともがき続けて生きてきた、愛という支配。 しかし自己愛肥大化の前に待っているのは狂気か死か・・・・ 結局一番依存していたのは母イヴでしょう、すべてをなくし自己崩壊していく。 ラスト近く、海辺の邸宅でパールを迎えて新しい家族のパーティが、イヴとは正反対のおおらかでがさつなパールに娘たちは不快感を顕わにしますが父が何故彼女を選んだのかも見えてきます、この場面だけが音楽があり華やかですが、窓の外にはイヴの暗い顔が・・・・ ここから一挙にラストへとなだれ込みます。 この家族にはサクリファイスが必要だった、依存なくして生きていけない母。そんな母から解放された娘たちの横顔には、哀しみに満ちた晴れやかさが映し出されている。 一蹴も目が離せない無音の会話劇、緊迫する92min. ウディ・アレン見事な脚本でした。 母イヴには本作でアカデミー主演女優賞候補となったジェラルディン・ペイジ・・・ 怖いです、なにもかもを呑み込もうとする自己愛のモンスター。 イヴという名も意味ありげでした。

  • ********

    4.0

    人間の誕生

    全編を通して静謐感が漂う人間ドラマです。とにかく静か。家族がののしりあったりする場面でもカメラは動かないし、とにかく色調が暗い。しかしそれがまたすばらしい。 支配的な母親のもとで、父と三人姉妹の家族。しかし、父の家出から母の様子がおかしくなって自殺未遂も。姉妹はそれぞれの悩みを抱え、母は父との和解を望むけれど、父が再婚相手をつれてきて。。。という話。典型的すぎるほどの家族ムービー。 インテリア・デザイナーの母は家族のそれぞれを自分好みにデザインしており、父や姉妹がその重荷を断ち切れずにいるということは容易に読み取れます。題名を正確に訳せば「インテリアズ」と複数形。デザインされた人間たちのことなのです。このデザインを抜け出そうとするのが、ラテン系の女性を連れてきた父親で、他の姉妹たちは、ラストまで抜け出せない。それは母親自身も同じで、家族みんなが自虐的。だから、ラストの荒れ狂う海で起こる事件が映画のキモです。ウディ・アレンの撮りかたはとてもうまい。感動します。 インテリアにされていた父や姉妹が、息を吹き込まれて人間になるという話(ラストシーン)、つまり「人間の誕生」映画でした。ウディが嫌いな人も見たほうがいいと思います。

  • dob********

    5.0

    インテリアのような人生

    何という映画だろうか 整然とした印象の家族が静かに壊れていくさまは 海辺の砂の城を思い出させる 一つの家族の崩壊と喪失を、ウディ・アレンは あくまで淡々と丁寧なカメラの長回しで表現する そこには作為的な虚構や過剰さは見られない アレン映画といえば、ウィット&ジョーク、ジャズ、NY、、 本作はこれら全てを封印した「笑わせないアレン」明らかに異色作である 殆どは、家族の罵り合いが画面に展開されるが過剰な生々しさは感じず寧ろ、 映像の美しさと落ち着いた色調により不思議に静謐な印象すら漂っている ベルイマン映画への傾倒が感じられるが、決して模倣ではなく やはりアレンの映画なんだと、見終わって感じた とてもとても、リアルに痛い映画。 しかし何処か心を摑まれ、探られた感じがするのは何故だろうか 水彩画のように淡く 硝子のように繊細で 海のように深い映画 75~85年頃、この10年間はアレンの絶頂期だったのではないか、と思う アレンが監督に専念したインテリア、、傑作だと思う。 インテリア、、この鍵となる言葉の意味は、映画で見て頂きたいと思った

  • tam********

    5.0

    家族とは何だろう?

    ウッディ・アレンの非凡なる才能をいやと言うほど感じさせられた。 天才と言われるウッディが天才一家を描いている。 当然観るほうも肩に力が入る。 映像はあくまで、しっとりと落ち着き、長回しのカメラは俳優に絡みつき、何事も見逃すまいとしている。 テーマは「家族」と「離婚」。 かの国では離婚が日常になりつつあると聞くが離婚を契機として持ち上がる家族の人生が複合されたテーマである。 離婚した母の死を原点とした家族の姿が、月並みな表現だが、赤裸々にさらけ出される。 老齢での離婚は不幸の匂いを内に秘めるものだ。 結局は他人でしかない夫婦、血でつながる母親と娘たち、そこに理屈では解明できない隔たりを感じる。 両親から独立してはいるものの、決して幸せな人生を歩んでいるわけではない3人の娘たち。 長女は夫婦生活に破綻を予感し、次女は自らの才能に限界を感じ、三女は虚構の芸能界に疲弊している。 娘たちが両親の離婚に際し、父親に思い直すよう説得しない、僕にとってここが最も理解できない点だった。 逆に娘たちは、父に残りの人生を選択する権利を認めようとする・・・全くきれいごとではないか。 本当の家族の暖かさ、思い、結束はひとつも感じられない。 結局、人は自分ひとりで生きていく勇気が無ければいけないのだろうか? 母を呑み込んだ海を見つめる娘たちが心に思ったこととは何だったろう? 自分の生活の不安、母を救えなかった後悔・・・いやそれ以上に失くしてはいけなかった大きな支え「家族」を想っていたのだろう。 ウッディ・アレンの鋭い視点、その批判力、オーソドックスなシネマ作法に感心するのみ。 このテーマを描くにはこの方法しかなかったことを彼が一番よく理解していた。 このシネマに慣れないとすれば、それは観る側の責任であり、慣れないと、とてつもなく疲れる作品でもある。 記:1980年2月13日

  • gom********

    4.0

    ウディ・アレンの最高傑作

    DVDのジャケットはラストシーン。 三姉妹が別荘の窓から海を見つめている場面だ。 会話は無い。 それぞれが何かを想い、黙って海を見つめる。 ここでカットアウト。 エンドロールが流れても一切音楽が無いから もの凄い余韻だけが胸に残る。 もともとウディ・アレンが好きではない。 いつも同じオトボケキャラで、女に振り回されて、あたふたあたふた。 唯一好きなのは本人が出ていない「カイロの紫のバラ」だが あれも若い時に観たので、今観ても同じ評価になるかどうかは分からない。 しかしこの映画は違う。素晴らしかった。 離れたくとも離れられない親子の情愛、そして崩れゆく夫婦の形。 会話のひとつひとつが練られていて、初めて彼の才能を思い知った。 ウディ・アレンの最高傑作だと思うのだが、いかがだろう?

  • cri********

    2.0

    高評価なので観てみましたが…

    ジョーイ(次女)が眼鏡かけっぱなしなのが気になりました。ベッドに入っても眼鏡…。 多分、唯一眼鏡が外れたのは海で溺れた時ぐらいじゃないかな?つまり、ラスト近くになってやっとですよ。 この事から解るように、この作品はキャラクターを描き分ける事に終始しているように感じました。 完璧主義の母、その母から逃れ、自由へ暴走する父、同じ母の影響を受けながら、決して相容れない三人三様の娘達、そして解りやすいぐらい母と正反対の女性。 いくら「所詮、夫婦は他人」とは言え、母が自殺未遂した直後に再婚(予定)相手のお披露目って、自由を求めるにも程があるって気が…。外さない眼鏡のように、徹底したキャラクター設定って事なのでしょうか? タイトルに象徴される「理路整然としたインテリア」は、展開の隅々まで計算されたように組み込まれています。 そこを「さすがウッディ・アレン!」と感じられればいいんだけど… 私は「人間味の無い気取った映画」としか感じられませんでした。

  • m19********

    4.0

    シリアスなアレン

    アレンの作風は広い。代表的なのは中流階級の芸術肌インテリの悲喜こもごもをコミカル(またはシリアスに)に描いたもの。ミステリ風コメディ。古き良きアメリカ映画を思わせるロマンティック・コメディ。そして、本作「インテリア」を始めとする「ベルイマン風のシリアスドラマ」だ。 アレンの撮ったシリアスドラマの系統の傑作は私的には「私のなかのもう一人の私」と本作で一番の失敗作が「セプテンバー」だろう。 アレンのこういったシリアス作品は批評は芳しくない。アレン自身はその理由について「愛すべきコメディアンが芸術家ぶったのに怒りを感じたのだ」と言っているが、それは大した問題ではない。きっちりとしたものを撮れば、しかるべき評価がでるはずだ。問題なのは「シリアスさ」だ。 妙に深刻で、勿体ぶったように重たく、独りよがり的なのが、批判される最大の理由だと思う。 こんな批評がある。「なにもアレンにシリアスなものを撮るなとはいわない。しかし、そのシリアスさが陳腐なのだ。アレンは才能を無駄遣いしている」 まったく、その通りだと思う。 しかしながら、アレン自身は「自分の撮りたいものを撮るだけ」で批評家や観客がどう思うと意に介さないわけだから、今後もこのような作品はでてくるだろう。 長い前置きになってしまったので、「インテリア」について。 結論からいうと、嫌いではない。どうしようもなく冷たい作品で、観ていると疲れてくるが、テーマは「アレン哲学」そのものだ。アレンの人物レビューにも書いたが、彼の作風は広いが、テーマは一貫していて、そこに共感を覚えると、楽しめる。 本作も、芸術では人は救われず、大切なのは「才能」ではなく人間らしさであることを訴えている。 厳格で才能に溢れ自分勝手に映る母。そんな母と同じく才能豊かだが、芸術のために人をはねのける長女。なにか芸術的なことがしたいという感性はあるが、才能の伴わない次女。見た目は美しく、成功を収めているが、それに中身の伴わない三女。そこへ現れたのは、父が連れてきた、才能も感性もなくがさつだが、四人にはない「なにか」をもっている女。 いったい誰が「幸せ」になれるのか?映画では結論は出されていないが、答えはもう出ているような気がする・・・・。

  • bha********

    3.0

    認められたいし、愛されたい

    ジョーク抜きのウッディ・アレンの作品を観てみた。とても”痛い”映画だ。神経を逆撫でされるような、家族間での激しい口論のシーンが随所に盛り込まれている。 見終わった直後の今、何を言いたかったのかまとめることが出来ない。だが、不思議と不完全燃焼感がない。まるで心の深いところに種をまかれたような感じがした。時間の経過とともに何かが見え出してくるような、そんな感じだ。 才能をうらやみ合う姉妹や夫婦、自分を表現出来ない事へのあせりや不安が苛立ちとなってまた口論を呼ぶ。 完ぺき主義で精神的に病んだ母親に育てられた姉妹たちは、愛し愛されることを求めながら傷つけ合わずにいられない。まるで愛をどう表現していいのかわからないかのように。 家族って何だろう。家族のあり方が複雑化した今でこそ、絵に描いた暖かい家族だけが家族だとは言わないが。。。

  • dep********

    4.0

    白のイメージ

    全体的に白の画面作りをしているベルイマン風の人間ドラマです。 っていうかモロにベルイマンですw 白による静寂なイメージとラストの衝撃のギャップが良くて、結構好きな方です。 家族同士ながらお互いはらに一物抱えてて、あるきっかけでそれを相手に対しぶちまけ、相手を傷つけることが目的になってしまった感じの構図はホントにベルイマンですね。(しかも後期の)

  • fbx********

    3.0

    ベルイマン影響下

    初期アレンはフェリーニ。 そして、この頃はベルイマンって感じですかね。 家族というテーマの同じ。 しかし、作品の深さは比べるべくもない。 やはり、軽妙な部分がないとアレンは苦しい。

  • met********

    5.0

    完璧の向こう

    自分がよいなと感じられる映画は、どことなく 欠けたところがあって、そこに働く想像力の 方向性に、文学的な雰囲気をはらんでいると いうことが多い。 ウッディ・アレン映画は、まさにそれで… 台詞が印象に残りやすく、映像や全体的ななりに、 自己が介入する隙があって、文学小説を読んでいる ときに、自己対話をしているような内省的な状態に なるときと、同じような状態になる。 全体的な設定は、オーソドックスな気がしたけど 細部にちりばめられた視点は、やはり彼独特で、 それに共感できるから、なんとなく安心もできる。 今日みたいな、雨ですこし肌寒い部屋で見るには ちょうどいい映画だった。

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