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インテリア

インテリア

INTERIORS

93

moc********

3.0

何故か痛みを感じた

インテリアのように整然とした秩序を好んだ母親イヴと、3人の娘、上からレナータ・ジョーイ・フリン、そして65歳にしてイヴに離婚を申し込み、自分の人生を生きたいと主張した父親アーサー。 物語はアーサーがイヴに、試験的に別居をしたいというところから始まります。 まず、ネタバレなしに感想だけを言おうとすると、題名にもありますが何故か節々に痛みを感じました。 ここから少しネタバレ入ります。 イヴが創った世界で生きてきた夫と子供たちに、同情を感じると同時に、夫であるアーサーに嫌悪を感じます。彼女を選び、妻とし、そしてそのレールに乗ったのは紛れもなく彼自身であるのに、どうして年老いた妻に離婚を切り出せるのか・・・そして、どうして愛人と結婚すると言えるのか、理解できませんでした。娘たちは、仕方がないと思います。だから、彼女達三姉妹には、素直に同情が湧きます。 とても静かに崩壊に向かっていくシーンは、見事だったと思います。美しかった家族が、父の一言で壊れていく。そして、その主たる母親イヴがボロボロと壊れていく様は、見事です。陳腐で、幼稚で、そして哀れ。この言葉につきます。 死によって母の呪縛から開放された三姉妹のこれからは、光あるものでしょう。そして、皮肉にも愛人と結婚することで、夫アーサーも、イヴと過ごした年月よりも、素晴らしいものを得られることでしょう。 ただ1人、哀れな母親イヴは救われないまま死んでいった。痕に残るような胸糞悪さが、観終わったあとに広がります。 私には合わなかったです。でも、物語としては見事でした。ウディ・アレン監督が好きな人は、シリアスということに注意してご覧下さいね。

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