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ボルサリーノ
2014年3月1日公開

ボルサリーノ

BORSALINO

1252014年3月1日公開

おおぶね

4.0

音楽がいい、なんて褒めたら悪いのか!

 チャールズ・ラムの『エリア随筆』には「焼豚論」というのがあって、中国である時、豚小屋が焼けて、泣いていたら、おいしそうな匂いがして、食べてみたらよかった、というのを書いている。  dissertationとしていて、普通は「博士論文」の意味だから皮肉もあったのだろう。  この映画で思い出したのが、ラムの文章だった。  それにしても、外国映画は食肉加工場がよく出てくる。  『ロッキー』が有名だし、『シャレード』にも出てくる。  日本映画で出てくることはほとんどないだろう。  食文化の違いで、きっと築地でマグロの解体ショーを見ているのと同じ感覚なんだろう。  ミラノのヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガッレリアの入り口にボルサリーノのお店があって、ここが本店だと思っていたら、違うようだ。  いずれにしろ、二人が共演した最初の映画だ。  当時は人気を二分していて、インテリにはベルモンドが、そうでない人にはアラン・ドロンがもてていた。  ドロンは日本では人気だが、なぜかフランスでは限定的だ。  いろんな噂があるし、ヴィスコンティとも交遊があってイタリア映画にもいっぱい出ている。  昔、テレビで見た記憶はすっかり失せていた。  まさか、マルセイユの話だとは知らなかった。  つまり、『フレンチ・コネクション』の前時代を描いたことになる?  今、テレビを入れると石田純一が野党統一候補なら都知事選に出てもいい、と語っている。  いいねぇ、「戦争は文化ではありません」と明言している。  公約には「東京五輪よりも東京不倫を」にしてほしい。

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