インドに捕らわれる。
- スーザン さん
- 2015年2月27日 13時13分
- 閲覧数 1269
- 役立ち度 2
- 総合評価
英国のインド統治時代。
英国人側とインド人側を明確に描き分け、なおかつインド風土の(英国人から見た)神秘や不可解さが覗き見られる。
そんな地へ二人の英国人女性がやってくる。
若いアデラ、婚約者、その母モア夫人、そしてインド人医師アジズ・・・。
映画は、これからアデラがインドで体験するドラマを予想させて始まる。
・・・のだが、中盤から予想だにしなかった不穏な展開になる。
いつも女性の心の機微を見事に描き上げるデビッド・リーン監督ならではの演出か。
(原作も全く知らないので、意図も表現も自己解釈しか出来ないが)
インドに憧憬を抱いていたアデラの魂は彼の地に捕えられ、その言動はインド人社会と英国人社会を揺るがす。
相互理解など困難な異文化が混在する地での、神秘の叙事詩。
デビッド・リーン監督の遺作ですね。
詳細評価
イメージワード
- 未登録
このレビューは役に立ちましたか?