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ホワイトナイツ/白夜

beautiful_japan_

4.0

ネタバレ異色の政治サスペンス

世界的なバレエダンサーであったソ連のニコライ・ロドチェンコ(愛称コーリャ)は、アメリカに亡命したが、飛行機がシベリアに不時着したため秘密警察KGBに拘束されてしまう。 コーリャの面倒を見たのは、ベトナム戦争の脱走兵でソ連に亡命していたレイモンド・グリーンウッドと妻のダーリャ(イザベラ・ロッセリーニ)。三人は次第に心を通わせ、ソ連からの脱出を図るようになる。 コーリャ役のミハイル・バリシニコフはソ連出身のバレエダンサーで、実際に米国に亡命している。 レイモンド役のグレゴリー・ハインズはニューヨーク生まれのダンサーで、二人の踊りはキレキレ。エンディングテーマであるライオネル・リッチーの「セイ・ユー、セイ・ミー 」はアカデミー歌曲賞を受賞した。 コーリャとレイモンド夫妻がKGBの監視を振り切って脱出するサスペンスでありながら、バレエダンサーとタップダンサーがプロフェッショナルな競演するミュージカル仕立てでもある。アメリカに亡命したソ連人とソ連に亡命したアフリカ系アメリカ人という対照的な二人が、アメリカとソ連の問題点をぶつけ合う社会派的要素も旺盛な作品。 ガリーナ・イワノワ役のヘレン・ミレンは魅力的。 ラストはハラハラさせられる。

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