あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- hir********
5.0点
他人の不幸っていうのは、ホント、一歩間違えるとコメディになる。 で、自分自身がその不幸を、振りかぶったとしても、 時がたてば、やはり「いい思い出」になったりする・・・という映画。 結婚8年目のマージョーリーは、旦那にかまってもらえず、欲求不満気味。 そんな時、出会ったダンディな紳士と、たった一度の浮気を楽しむが、 なんと、相手がベッドの上で「心臓停止」。 さぁ・・・どーする? という、考えるだけで怖ろしい設定だが、そこはカール・ライナー監督。 粋なコメディに仕上げちゃってます。 役者陣が皆、達者だからね。 主人公のマージョリーには、カースティ・アレイ。 事件をややこしくさせる、営業マンにビル・プルマン(最高!!) 死体になってから、いい様に遊ばれるサム・エリオット。 他に、嫌味な義姉にキャリー・フィッシャー。 適当で、お気楽な妹にジェイミー・ガーツ。と・・・ ある種、群像劇の面白みを味わえるコメディ。 しかし、映画って面白いよね。 ベッド・インした浮気相手が、死んじゃう設定だったら、 サスペンス、ホラー、心理劇、悲劇、となりそうなのに、 ちょっとした観方によっては、こうして「コメディ」になってしまう。 でも、この「観方」こそ、本当は大切なもので、 どんな不幸にぶつかろうとも、ソレを「コメディ」の観点で観られたなら、 しんどい人生も、かる~くなるかも、知れないよね・・・ だから、すぐれたコメディに出会う事は、すぐれた人生観に出会う事なのかも知れない。 人生、たくさん笑った人の「勝ち」ですよ。
スタッフ・キャスト
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