ここから本文です

マイ・フレンド・フォーエバー (1995)

THE CURE

監督
ピーター・ホートン
  • みたいムービー 813
  • みたログ 2,570

4.47 / 評価:724件

エイズに偏見を持つ、当時の大人達への糾弾

  • hun***** さん
  • 2017年9月19日 14時22分
  • 閲覧数 2273
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画は、HIVに感染している少年デクスターと、それを救おうとする少年エリックの深い友情の物語であると同時に、エイズに偏見を持つ大人達へのアンチテーゼでもある。

劇中、リンダや医者以外の大人達は、エイズに対して冷酷で冷淡な、中傷とも言えるヒドイ偏見を持っていた。

HIV感染者であるデクスターに近付くなと言うエリックの母。エイズを患う少年と街へ出れば、それを密かに噂する街の大人達。

エイズは本来、空気感染することはないが、デクスターは、まるで病原菌そのものであるかのように認識される。

しかし、そんな大人達に対して、子供達はどうだっただろう。

エリックやリンダに言われても、エイズに対する偏見を捨てないエリックの母のような大人達に対して、エリックを始めとした劇中の子供達は、終始無邪気で、そんな偏見を持ち合わせていないように描かれている。イジメっ子でさえもが、エリックに諭されると、「同情するよ」とデクスターに声を掛け反省する。

確かに、エリックが免疫力の低いデクスターをつれ回したことによって、彼の死を早めてしまったことは事実で、ラストの「救えなかった」とリンダに謝ったことからも、エリックがその事に気付いていない事がうかがえる。これらの事もあって、消化不良だという意見も分からなくもない。

しかし、このエリックの一連の行動の中に、大人達が持つような偏見はあっただろうか。彼は、デクスターの病気がエイズであることより、ただ彼を救いたいという想いだけがあった。彼には、大人達にはない、思いやりと優しさがあった。

この映画では、エイズに対する固定観念を持つ大人と純粋な心をもつ子供が、明確に対比されている。

この映画を通して、大人達は考え直さなければならない。エイズとは何か、HIV感染者が抱える問題とは何か。そして偏見を捨て純粋無垢な子供達に、エイズに対してどう向き合っていくべきかを説いてかなければならない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 泣ける
  • 悲しい
  • 切ない
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ