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真昼の用心棒

真昼の用心棒

TEMPO DI MASSACRO/MASSACRE TIME

93

par********

5.0

こういうのが見たくて映画を見続けてる

フランコ・ネロの爽快復讐映画。 ストーリーのほうは筋が通ってるのか通ってないのか、深く考えると泥沼に嵌りそうな脚本に変に惹きつけられる。ゴア監督として名高いルチオ・フルチが意外な名采配。殺伐とした西部の世界をキレの良いアクションで描き出す。とにかく一定期間が開くごとにアクションを用意してくれるのでダレ場というのが存在しない、アクション映画というのはこうでなくっちゃ。豪邸でガンアクションが大連発するクライマックスは最高の一言。そのあまりの弾けっぷりには思わず笑いがこみ上げて来たほど。タランティーノの映画を見てるかのよう。中々支離滅裂なストーリーなんだけれど、思わせ振りに登場するフランコ・ネロが実はたいして活躍しなく、見せ場はほとんど飲んだくれのジョージ・ヒルトンが奪い去ってしまうという謎すぎる構成も面白い。とにかくジョージが強すぎる。普通そういうのは主人公の役割でしょ?王道なのに変なところで観客の想像を裏切りまくるその自由な空気感にヤラれてしまった。 映画って良いなあ、こういうのが見たくて映画を見続けてるんだよなあ、と素直に思える秀作。

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