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マルクス一番乗り (1937)

A DAY AT THE RACES

監督
サム・ウッド
  • みたいムービー 3
  • みたログ 39

3.70 / 評価:10件

おっと失礼、では25セントだ。

  • tra******** さん
  • 2010年10月3日 13時08分
  • 閲覧数 538
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

私、マルクス兄弟の映画大好きでしてね、「我輩はカモである」と「マルクスの二挺拳銃」はすでにレビューしてます。三番目になりましたが「一番乗り」をレビューしましょうかね。

「荷物を頼む。ほれ、10セント。」「あの、彼は執事ですの」「おっと失礼、では25セントだ。」

マルクス兄弟を見てるとね、毎回毎回、彼らこそ本物のプロのエンターテイナーだとうならされます。滑稽な仕草も表情もそうですがね、グルーチョの全ての台詞がギャグになっているマシンガントークに、チコの神業のピアノに、ハーポのパントマイムとハープの演奏。今、世界中を探しても彼らを凌駕する芸人は居りますまい。

無論、お笑いには時代がある。彼らのギャグやコントは今見ればベタなだけかも知れないけど、彼らのギャグは「8時だよ」のドリフターズで反芻され、日本のお笑いのベースを作ったといっても過言ではありますまい。日本の黎明期の放送作家で彼らの影響を受けていない人はまずいないんじゃないでしょうか?勝手な想像ですがね。

今回の彼らは保養地の閑古鳥がなくサニタリウムのお話。保養所の若く美しいオーナーを救いたい一心のチコ。グルーチョは金さえもらえればどうでもいいヤブ獣医。金持ちの夫人をだまくらかし、ちゃっかりサニタリウムの医長に収まった。ハーポは保養所の競馬のジョッキーだ(ハーポって馬のスタントもできるんですね。彼って本当に多才ですねぇ)。

まあ、彼らのギャグを文字で説明するのも不可能だし、ギャグ自体は散々真似されているのでかえって新鮮さはなくなっちゃったのかもしれないけど、本当に可笑しいな。

ただ、そうだな、マルクス兄弟を知らない世代には、彼らの作品、一本だけ観ても彼らの良さはわからないかもしれないな。何本も観てみると、非凡な芸の面白さが、凄さがわかりだすかもしれない。

チコの曲芸のようなピアノ、ハーポのロマンチックなハープ。おどけた彼らの表情だが、演奏しているときの彼らの目は表情とは裏腹に真剣さが出てるのよね。おどけた表情だけど、真剣さがびしびしと響いてくる。あと歌とダンスね。コメディとは思えないほどまじめに歌い踊ってる。歌と踊りだけでも楽しいよ。特に黒人たちとのダンスシーンは圧巻だね。

今となれば大昔のモノクロのギャグ映画。いろいろな人に敬遠せずに観てもらいたいです。決してオヤジのノスタルジーじゃなくてね。

詳細評価

物語
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音楽

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