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マルクスの二挺拳銃 (1940)

GO WEST

監督
エドワード・バゼル
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3.89 / 評価:9件

動いているものを止めてはいけない

  • 文字読み さん
  • 2009年8月7日 22時50分
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  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

1940年。マルクス兄弟。原題「マルクス兄弟 西部へ行く」。「鉄道」「利権」「若者の恋」という西部劇のお約束をマルクス兄弟が換骨奪胎。特に最後の列車と馬車の競争はすばらしいです。CGでもこれだけのスピードと迫力とおもしろさはでない。人間の体だけで映画はここまでできる。

お互いに金のことでだましあう3人が共通の敵に対して協力する。それはよくある話ですが、ここに描かれているのは資本主義とそれをこえる「流れ」です。冒頭で3人はお金のやりとりで詐欺合戦のようなことをします。1ドルの代金に10ドル払って9ドル返金させる。しかも払った10ドルにひもがついていてそれも戻ってくる。肝心なのは、とにかく金が動いていること。少しでも多く払わせるのは資本主義の鉄則ですから、ここでは3人の詐欺はルール通りなのです。

しかし資本主義のミソはその「流れ」を誰かがどこかで止めて貯めこみ、ゆえに格差が生まれること。映画でも悪党がでてきて、彼等はすべての「流れ」をとめます(金、列車)。3人のそれだけで面白いはちゃめちゃぶりはすべて「流れ」を止めるものへの抵抗、つまり、資本主義をその先へと飛び越えることなのです。すげーぞマルクス兄弟。

自ら動き回る3人が、動いているものは加速させ、止っているものは動かしていること。ここにご注目ください。

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