マルタの鷹

THE MALTESE FALCON

100
マルタの鷹
3.4

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6%
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

作品レビュー(38件)

かっこいい21.7%勇敢15.1%知的15.1%コミカル6.6%不気味5.7%

  • le_********

    3.0

    舞台劇を撮影したような映画だが失敗免れる

    監督・脚本:ジョン・ヒューストン、原作:ダシール・ハメット、撮影:アーサー・エディソン、編集:トーマス・リチャーズ、音楽:アドルフ・ドイチュ、主演:ハンフリー・ボガート、メアリー・アスター、1941年、101分、配給:ワーナー・ブラザース、原題:The Maltese Falcon 1931年、1936年に続く三度目の映画化。 サンフランシスコにある探偵事務所に、ある女性(メアリー・アスター)が、行方不明の妹を探してほしいと依頼に訪れる。探偵サム・スペード(ハンフリー・ボガート)が話を聞くと、女性の妹は、その夜、サースビーという男とある場所に現れるので、いっしょに来てほしい、という。ちょうど事務所に帰ってきた相棒の探偵マイルズ・アーチャー(ジェローム・コーワン)が、その女性に同伴することになる。 しかし、その夜、待ち合わせ場所で、マイルズは射殺されてしまった。サムは必死に情報を集めるうち、「マルタの鷹」という幻の彫刻を巡って、悪党どもが暗躍している事実を知る。 ジョン・ヒューストンの監督デビュー作品であり、脚本も兼ねている。戦後アメリカのハードボイルド映画や、フィルム・ノワールの古典と位置付けられている。全二作が不評だったため、三度目の映画化は疑問視されたが、ジョン・ヒューストンの熱意に負けて作られたという。 ハンフリー・ボガート、ピーター・ローレ、シドニー・グリーンストリートは、翌年の『カサブランカ』(1942年)でも共演している。 そうした有名作品ということもあり、今まで何度か見ているが、これもやはり会話中心の映画となっている。肝心なシーンは、ほとんどが室内劇で、あたかも舞台劇をそのまま撮影したような感じだ。それでも大幅な失敗を免れたのは、宝物を追い求めるというストーリー自体が、観る側を引っ張っていく牽引役を果たしているからだろう。 嘘つきだらけの曲者と警察たちのなかに混じり、サムが孤軍奮闘するようすが中心になるが、その他周囲の人間を演じる俳優たちの演技力も高く、観ていて安心はしていられる。 冒頭近く、サムがタバコに火を点けるが、そのライターをはじめ、拳銃や酒やグラスなど、ハードボイルドになくてはならぬ小道具もよく映り、フレームの中はゴージャスである。 こうした映画が絶賛された時代が確実にあったのだなあ、と認識を新たにする映画だ。

  • sou********

    4.0

    嘘つきと偽装だらけ(笑)

    出てる人物が、片っ端から嘘つきだらけ。 最初っから最後まで騙し合い。 騙し合いの果てにあるものは…本当の心か?やっぱり偽りか? ユニークなミステリー作品だと思う。

  • drm********

    3.0

    ハードボイルド

    2019年365本目。 渋い、ニヒル、決まっている… そんな形容詞が似合う作品。 とにもかくにもいちいちかっこつけている。 いや、決してイヤミではなく。 お話としてはやや平凡だったかな? いや、色んな映画を見慣れたせいでそうなっているのかも。

  • par********

    4.0

    かなり原作に忠実な内容

    ダシール・ハメットのハードボイルドの金字塔をジョン・ヒューストンが映像化。主演はハンフリー・ボガート。 直前に原作の方を読了していたのだけれど、かなり忠実に映像に置き換えていた。心情を一切描写しない、ハメットの徹底した三人称視点の文章もそのまま映像に変換されているので、初見ではサム・スペードのキャラクターや二転三転する物語が分かりづらいのも、良くも悪くも原作のとおりだ。そんな文章なので、原作では「この読み方であってるのか?」と疑問に思っていた場面がちゃんと想像していたとおりに映像化されていたのは嬉しかった。それくらい読みづらい文章なのだ。なので、初めて『マルタの鷹』に触れられる方は、原作よりこちらの映画版をおすすめする。またジョン・ヒューストンの軽快な語り口がハードボイルの刺々しさを緩和している。ハワード・ホークスのそれより面白いと思う。

  • dyi********

    3.0

    必要にして充分な娯楽要素

    他のレビューを読むと、大半がボギーファンによるボギー鑑賞作品の様相を呈していますが、ボギーにこれっぽっちの思い入れのない私のような人間にとっても充分に楽しめる良質な娯楽作ですので、未見の方もご安心を。 もともとミステリを読むのは好きなものの、ハードボイルドにだけは若干ならぬ苦手意識があったのですが、映画に関してなら、例えばヴァン・ダインやカーのような正統派ミステリよりも、ハードボイルドのほうが断然楽しめる気はします。見えないものを考えることより、せっかくの映像作品なのだから個性の塊みたいな主人公が切った張ったしているのを観るほうが楽しい。その意味では本作は「登場人物の個性」「最後まで途切れることのないスリル」「考える必要もない程度の簡単なミステリ要素」という、楽しめる映画の要素を完備した教科書的作品とも言えます。 短い時間にまとめるために、その間の感情の動きが全く理解できないような急展開も散見され、 「おいっ、お前なんでそんなこと言い出すん!」 とツッコミたくなることもありますが、いい方に解釈すれば、それほどのスピーディな展開で最後まで突っ走ってくれるので、中だるみも無くさらっと観られることは間違いないです。 そしてこの作品、日本のレビューサイトよりも、海外のレビューサイトでの点数のほうが圧倒的に高いんですよね。理由はよくわからないけど。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
マルタの鷹

原題
THE MALTESE FALCON

上映時間

製作国
アメリカ

製作年度

公開日
-

ジャンル