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満月の夜 (1984)

LES NUIT DE LA PLEINE LUNE/FULL MOON IN PARIS

監督
エリック・ロメール
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4.03 / 評価:36件

アデュー ロメールⅢ:格言アリ 

  • グッピー さん
  • 2010年3月22日 0時20分
  • 閲覧数 958
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

ロメール60代半ばとは思えない、トレンディー?な感じの作品。
フランスに日本と同じ時代の空気があったかどうかはともかく
何かわが国の80年代バブル(いまや懐かしいことか)時代の気配も感じた。

こういう女もそういう男もいたなあ。
景気がよかったのか(フランスも?)
それほどの仕事をしているとも思われないルイーズが
郊外と市中に2つの部屋を持っている。
パーティーやらお洒落なインテリアたち。
そして、家族の気配もなく、個の世界で
自分の思うがままに生きていく。或いは生きていけそうな感じ。
確かにわれらの80年代に似ている。

しかし、今は昔、やがて小さなエピキュリアン、エゴイストは
蹉跌を迎えるのですね。
最後のシーン、ルイーズはどこへ向かっていったのか。
もし彼女が生きていたらば、2010年すてきなおばさんになってるかなあ。

ロメールの知的であるがゆえの、シニカルな視点も垣間見える作品。
「喜劇と格言劇集」ですねえ。
あとで思ったのですが、ウディ・アレンとかは彼の影響が大きいんでしょうか。
言葉の多さとかも似てるし。洗練系のお洒落ムードも似ている。

しかし、うわさに高いヌーベルヴァーグの作家の
どこがヌーベルヴァーグの系譜なのかはほとんどわかりませんです。
彼らがどうなっていったのかは、もうちょっと勉強しなければ。

ゴダール先生には、なんか変わらぬ、今へのこだわりとか
感じるのですが、ロメール先生やいかに?

ちなみに格言は
『二人の妻をもつ者はこころをなくし、二つの家を持つ者は分別をなくす』
ですが、二人の妻も二つの家も持たぬ私には
いまひとつ不明な格言でありました。

ちなみに、ユーロスペースは意外なほどの混みよう。
このあと、アラン・レネ特集(今日言ってみたらこれまた混んでました)
さらにテオ・アンゲロプロス特集と連発。
新作を観にいくのがへってしまうけど、
うれしい!

先週末「満月の夜」(素敵な題名!)を観にいった帰り
満足して、今日の空は如何にと思い見上げましたが
月はどこにも出ていませんでした。ちょっと残念!?

詳細評価

物語
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