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ウィズネイルと僕 (1988)

WITHNAIL AND I

監督
ブルース・ロビンソン
  • みたいムービー 49
  • みたログ 106

3.74 / 評価:50件

傑作の一つ

  • bar******** さん
  • 2018年2月20日 16時46分
  • 閲覧数 814
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウィズネイルと僕。いやあ、凄かったなあ……。

コミカルだけど、どこか切ない……生活は闇ばかりだけど、どこか希望がある……狂っていそうで、狂っていない……この日常的な苦しみと楽しさを、とんでもなく上手に表現して見せた。最高というほかいいようがない。

書きながら気が付いたけど、この映画、女性が出てこない。男ばかりだ。かといって男臭さはない。汗とか臭いとか、熱血とか覚悟とかそういうの。存在していない。半裸とかのシーンはあるし、ヤクを吸っているシーンはあるんだけど、あまり汚くない。キャラクターが良いからなのかな? ウィズネイルも、「僕」もどこか一言で割りきれないようなキャラクターになっていて、ワルそうだけど小心者で、悪態をつきながらも情けない姿を見せてくれる。それが共感を生んで、ぐっとわれわれと彼らの距離を近づけてくれるのかもしれない。

時代の終わり、というやつ。「僕」もウィズネイルも、こういった暢気な生活が好きだったんだろうと思う。しかし最後に、どうしようもない「終わり」が来てしまう。ダニーとエドは運命を告げる神様のようだ。彼らもまた滅んでいく人々なのだろうか。ウィズネイルの最後のセリフは、あまりにも深い絶望と寂寞を語っているように見える。対して「僕」は、こういった生活に決まりをつけて、逃亡するような男の役になっているのかもしれない。ラストで映らないのは、そういった意味合いがあるのかも……そう考えると切なさが倍増する……。

うーん……素晴らしかった。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • 切ない
  • コミカル
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