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マン・ハント (1941)

MAN HUNT

監督
フリッツ・ラング
  • みたいムービー 3
  • みたログ 37

3.85 / 評価:13件

1941年に作られた素晴らしい映画

  • kinchan3 さん
  • 2013年2月8日 23時10分
  • 閲覧数 560
  • 役立ち度 2
    • 総合評価
    • ★★★★★

 後知恵でどんなことでもいえる。
 だが、先にこんな危険があると言えるのは天才のみである。
 2002年に『東京原発』を観た時は何も思わなかったが、フクシマの後で全てが正しかったことに気づく。
 1941年にこんな映画を作れるのは才能だ。
 フリッツ・ラングはお母さんがユダヤ人だったために亡命した人だ。
 この後、『死刑執行人もまた死す』『恐怖省』『外套と短剣』と続く。
 ただ、ヒトラーが憎いという観点だけで描いていない。
 撃ちたくなる、という感情を最初に出して、それが人類のためだったと認識しているところがすごい。

「彼女は私の行為には関係ない」
「総統もお前には何もしていない」
「私や人類に対して罪がある 善良な人々に対して 憎むべき人殺しだ!」
「だから殺そうと?」
「撃とうとしたさ 目的はわからぬまま 世界中で苦しんでる人を救えるとは知らずに なぜ私は弾を込めたのか 彼を殺すためだ 独裁者に復讐するため 今分かった」
「母国のためだ」
「みんなの国のためだ 世界のため」

 船中でソーンダイク(W・ピジョン)をかくまう少年(R・マクドウォール)がいい。
 恋仲になる女性(ジョーン・ベネット、後に『花嫁の父』)はとっても可愛い。
 ソーンダイクを執拗に追い詰めるナチス将校役はジョージ・サンダース(『イヴの総て』でも悪役)。

 サスペンスとして成功し、ロマンスとして『哀愁』のように成功し、戦争映画としても成功している。
 gameというと「獲物」という意味のある国の物語である。

詳細評価

物語
配役
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