レビュー一覧に戻る
ウィッカーマン

ウィッカーマン

THE WICKER MAN

88

aqu********

5.0

ネタバレ伝説の映画、戦慄のラスト、傑作!!!

怖い映画である。 「ウィッカーマン」とはなにか? ガリア戦記に記述されている柳の枝で編まれた巨大な人型の檻のことで、教徒が生贄となる人間を入れて燃やしたものである。 映画ではラストシーンに登場する。 ☆ キリスト教以前のペイガニズムが信仰されるのどかなヘブリディーズ諸島のサマーアイルという孤島が舞台。 ☆ スコットランド地方の警察巡査部長ニール・ハウイー(ウッドウォード)が主人公。 彼はサマーアイル島で行方不明になった少女ローワン・モリソンを探してほしいという匿名の手紙を受け取る。 ハウイーが見たものは島の領主サマーアイル卿(リー)のもとでペイガニズムが復活していた風景だった。 島民は農業に励む普通の生活を送っているが、宗教生活や性生活だけは他のイギリス人と異なる。 彼らは生まれ変わりを信じ、太陽を信仰し、子供たちに生殖と豊作を願うための性的なまじないを教え、大人たちは裸で性的な儀式に参加していた。 ☆ 島の人々はローワン・モリソンのことに対して口を開こうとしない。 学校の出席簿にはたしかにモリソンの名前がある。 モリソンの墓も発見したが、中にはうさぎの死骸があった。 島の人々は理由のわからないまま彼を困らせる。 ☆ 「五月祭」という盛大な行事が近づく。 彼の捜査は進まない。 ハウイーは島の権力者であるサマーアイル卿のもとへゆく。 そこで彼はサマーアイル島の物語を聞かされる。 サマーアイル卿の祖父の世代、凶作が続いたためにみんなでキリスト教を捨てて古代の宗教儀式に戻った。 結果、島は豊かになり、リンゴの名産地になれたという。 ☆ 少女は人身御供として殺されたのか? あるいはこれから殺されるためにどこかに閉じ込められているのか? ☆ ローワンが昨年の感謝祭の主役であったこと、凶作の年の五月祭は生贄が供えられることを知り、ローワンが五月祭で殺されることを確信する。 ☆ なぜか飛行艇が故障しており、外部の応援が呼べないハウイー。 五月祭の主役をする男を襲い、自らが主役の扮装をして五月祭の行進に紛れ込む。 その行進隊は、町外れの海辺の丘に立つ、枝で出来た巨大な「ウィッカーマン」の像へと向かう。 ☆ 祭りが始まると、なんと探していたローワンが丘の上に現れる。 ハウイーはローワンを救うことに成功する。 洞窟の脱出口から抜け出す。 ハッピーエンドか? ☆ そこに待っていたものは。。。 すべては○○であった。 【以下ネタバレになります。見ていない方は注意してください】 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ サマーアイル卿は生贄はローワンではなくハウイーであり、ローワンも含め今までの全ては彼をこの島へ招きよせて生贄にするための罠だったことを明かす。 五月祭で燃やされる生贄は少女ではなく男性だ。 条件がある。 童貞で、賢く、愚かな者でなければならない。 しかも自由意思で来なければならない。 ハウイーは生贄の条件を全て満たしていたのである。 ☆ ハウイーをウィッカーマンの中に閉じ込め、火を投じた。 死の恐怖に直面したハウイーがキリスト教を絶叫する。 サマーアイル卿やローワン、島民らは来年の豊作を祈って、燃えるウィッカーマンの周りで中英語の歌『夏は来たりぬ』を歌い五月祭は最高潮を迎える。 なんとも怖い映画である。

閲覧数3,240