あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(3件)
- bakeneko
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ytp********
4.0点
ミーティング・ヴィーナスのヴィーナスとはオペラ「タンホイザー」に出てくるキャラクターで主人公タンホイザーを恋の虜にした女神である。 この映画ではハンガリーから招聘された指揮者サントー(ニールズ・アルストラップ)がある企業の企画で27カ国への衛星中継入りでオペラ「タンホイザー」をパリ・オペラ座で指揮することになり、オペラハウスに到着するが、ソ連が崩壊したばかりの頃であり、スタッフの国籍が入り乱れている面、互いに政治的に憎みあっていたのだ。コミュニズムの残滓を引きずっている人間、アメリカを憎む人間、フランスを憎む人間、ドイツを憎む人間等々。オペラをまとめ上げるにはほど遠い環境にあった。ケガ人まで出る始末だった。しかも、オペラ公演を企画した企業は、環境問題で社会の批判を浴びるような企業だったから、反対デモにも遭うようになってきた。 そういう時、遅れて到着したオペラのエリーザベト役のカリン・アンダーソン(グレン・クロース)と指揮者サントーの間も例外なく、最初はしっくりいっていなかったが、仕事をまとめらないことにいら立ったサントーが怒りをぶつけるようにピアノを弾きながら歌う姿に共鳴したカリンが意気投合するようになり不倫の恋に陥る。 カリンはリハーサルの合間を縫ってハンガリーにリサイタルに出かけるが、サントーも同時にハンガリーへ帰る。リサイタルで顔をあわせたサントーの妻が夫サントーの不倫を嗅ぎつけ、おおもめになり、サントーとカリンとの恋にもひびが入るようになる。 パリに戻ったサントーとカリンはその後もリハーサルの合間に逢瀬を重ねながら、よりを戻す。あれやこれやでオペラの初日に漕ぎつけるが、今度は、劇場スタッフのストライキで、舞台が使えなくなる。すると、カリンは幕の前で、コンサート形式での演奏を主張して皆もそれに同意し、放送局も胸を撫でおろす。 サントーが指揮棒をゆっくり振りおろすと、ワーグナーの豊麗な音楽が流れ、放送をハンガリーで聴いていたサントーの妻、怪我で入院したいた歌手たちも、これまでの問題が氷解していくのを感じていく。 演奏が終わると、大喝采を浴び、演奏に参加した全員がほのぼのとした顔をして帰路に就くのだった。 芸術の効用を描こうとした意図は明白であり、一定の効果をあげているが、少し見え見えのストーリーが気にならぬでもない。
- gqw********
4.0点
ずいぶん前に見た作品です。 オペラ劇が上演されるまでのオペラ歌手たち、 音楽家や演出家などなど、個性の塊の芸術家たちの人間模様が ヨーロッパを舞台に華やかに興味深く描かれています。 日頃、オペラには全く縁がないので、オペラ劇の舞台裏の様子には 興味津々でした。
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