あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(8件)
- dat********
5.0点
買い付けやってるメーカーの知人にBlu-ray化やDVDの再販はしないのか聞いてみたことがあるのですが、PJ初期3作は今のところ絶望的だそうです。 巨匠の作品ということで、作品規模に反して権利料が高いんですね。 いくら世界的には有名な監督とは言え、日本人ははっきり言うと文化レベルが低いので、ほとんどの人は海外の映画監督なんて知りません。 ハリウッド大作ならいざ知らず、このようなインディーズにあまり高いカネは出せません。 90年代なら1本14800円という強気な価格で出せましたし、2000年代なら利用者の母数も多く売上を出せたのでなんとかなりましたが、今の日本は少子化&貧困化で採算が取れる見込みがありません。 権利料が下がるのを待っている状態です。 Netflixあたりが各国向け一括購入してくれるなら、もしかしたら配信は可能かもしれません。 ちなみにブロックバスター全店閉鎖以降、アメリカはネットでの動画配信に移行していて物理メディアは終わっているというような「都市伝説」が日本ではまかり通っていて鵜呑みにしている人もいるようですが、北米Amazonと日本のAmazonでこの作品のDVDを比べてみて下さい。 アメリカでは今でも潤沢に出回っていて、400件以上のレビューが寄せられています。 対して日本はどうでしょうか。 もちろんアメリカでも物理メディアは衰えてきてはいますが、日本よりは遥かに利用者は多いです。 ファストフード店の前や駅構内には高確率で「Redbox」が設置されています。 Redbox、ご存知ですか? DVDやBlu-rayのレンタル自販機です。 まあ、少子化でも問題ないだのスイスを目指せばいいだの言っている輩もいますが、産業が右肩下がりのこの国で人口が減れば国力は落ち、採算が取れないから発売もできないというように文化水準も下がっていきますよと。 ジョン・ウォーターズ監督作品を発売できないのも同じ理由のようですね。 映画ではないですが、ソフトウェア開発の分野においても日本人向けの技術書を作ってくれる人なんて今はいないし、情報交換をする場もないので日本は完全に取り残されていますね。 ただでさえ数が減少している若者がスマホでSNSとYoutubeを見ることぐらいしか知らず、PCを触ったこともなく、転送量をギガと呼んでいるぐらい無知で危機感を覚えることもないのでだいぶ終わってます。 幸いネットというものがありますので、英語を習得し海外から直接情報を吸収することで自分だけは終わっている集団に埋もれないようにする以外、もはや助かる道はないのかもしれませんね。
- kit********
5.0点
バッド・テイストで注目されたP・ジャクソン監督による初の商業メジャーデビュー作品。 出演者全てパペットだけという人形劇だが、色情狂のヒロインのカバやらベトナム帰りで精神異常のカエルとか狂ったキャラばかり。 一種のバックステージもので、ドス黒いショービスの世界が類型的に描かれているが、見せ場はパペット達によるスプラッター描写で、ウンコを食ったり、ゲロをぶちまけたりととにかく汚いが、そのギャップが妙な可笑しさを醸し出している。 やや散漫な出来だが、P・ジャクソン監督の当時の勢いとパワーが実感できる意欲作。 しかしこんな作品を撮っていた人がアカデミー賞監督になるんだから世の中何が起こるか分からない。
- 一人旅
4.0点
ピーター・ジャクソン監督作。 パペットの劇団“フィーブルズ”で巻き起こる騒動を描いたスプラッターコメディ。 今でこそ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを手掛けた壮大なファンタジー映画の名匠というイメージが強いピーター・ジャクソンだが、その原点はグロテスクで、マニアック。本作は『バッド・テイスト』や『ブレインデッド』と同様に、グロテスクで悪趣味な描写をスカッと爽やか(?)仕立てにしたニュージーランド時代初期の怪作。設定からして既に“異様”で、実写映画なのに人間は一人も登場しない。登場人物は全てパペット(お人形)で、パペットとして擬人化された動物たちが画面狭しと大騒動を繰り広げる様を描く。 パペット劇団“フィーブルズ”内部で巻き起こる騒動を描いた一種の内幕物だが、麻薬・セックス・暴力といった現実の人間世界の病巣をパペット世界に色濃く反映させた内容になっている。そのため、劇中登場するパペットたちは、その見た目こそ動物の着ぐるみ風でちょっとは可愛いのだが、内容は完全に大人向けで子どもには絶対に見せられない。超絶ブラック。 で、スーパー悪趣味な描写のオンパレード。麻薬に溺れるベトナム帰還兵のカエル、麻薬取引に手を染めるセイウチ、セイウチの股間に顔をうずめるネコ、過激なポルノ映画に出演する雌牛、性病にかかり余命12時間(!?)を宣告されるウサギ、パペットのうんちを貪り喰うゴシップ記者のハエ、清楚なプードル嬢に睡眠薬を盛って犯すネズミ、ゾウとニワトリの異種性交により誕生する新種の赤ちゃん、そして、性悪なネコにセイウチの愛を奪われた巨体のカバ...。 変態性を極めたキャラクターが縦横無尽に大暴れしてくれるので、画面全体が騒々し過ぎて収拾がつかない。何を見させられているのか分からないほどに、カオス。 そして、『ディア・ハンター』の例のロシアンルーレットをジャクソン流にパロディ化したシーンや、銃撃されたパペットの体が“グチュ、グチャ”と鈍い音を立てながら流血・絶命するという妙にグロテスクなシーンもバッド・テイスト、悪趣味全開。決して他人にはおすすめしづらい作品だが、ピーター・ジャクソンの正体を覗き見してみたい方は是非!
- osi********
5.0点
ネタバレ発想に脱帽!!!!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - abu********
3.0点
こんなにも下品でエロい人形劇は見たことがない。 でもただの人形話とあなどってはいけません。 すごくよくできてます。そして笑えます。 このセンス、ただ者じゃありませぬ。
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