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ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス (1989)

MEET THE FEEBLES/JUST THE FEEBLES

監督
ピーター・ジャクソン
  • みたいムービー 20
  • みたログ 33

4.00 / 評価:21件

信じられる?これがP・ジャクソンの正体だ

  • 一人旅 さん
  • 2016年10月12日 22時59分
  • 閲覧数 570
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

ピーター・ジャクソン監督作。

パペットの劇団“フィーブルズ”で巻き起こる騒動を描いたスプラッターコメディ。

今でこそ『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズを手掛けた壮大なファンタジー映画の名匠というイメージが強いピーター・ジャクソンだが、その原点はグロテスクで、マニアック。本作は『バッド・テイスト』や『ブレインデッド』と同様に、グロテスクで悪趣味な描写をスカッと爽やか(?)仕立てにしたニュージーランド時代初期の怪作。設定からして既に“異様”で、実写映画なのに人間は一人も登場しない。登場人物は全てパペット(お人形)で、パペットとして擬人化された動物たちが画面狭しと大騒動を繰り広げる様を描く。

パペット劇団“フィーブルズ”内部で巻き起こる騒動を描いた一種の内幕物だが、麻薬・セックス・暴力といった現実の人間世界の病巣をパペット世界に色濃く反映させた内容になっている。そのため、劇中登場するパペットたちは、その見た目こそ動物の着ぐるみ風でちょっとは可愛いのだが、内容は完全に大人向けで子どもには絶対に見せられない。超絶ブラック。

で、スーパー悪趣味な描写のオンパレード。麻薬に溺れるベトナム帰還兵のカエル、麻薬取引に手を染めるセイウチ、セイウチの股間に顔をうずめるネコ、過激なポルノ映画に出演する雌牛、性病にかかり余命12時間(!?)を宣告されるウサギ、パペットのうんちを貪り喰うゴシップ記者のハエ、清楚なプードル嬢に睡眠薬を盛って犯すネズミ、ゾウとニワトリの異種性交により誕生する新種の赤ちゃん、そして、性悪なネコにセイウチの愛を奪われた巨体のカバ...。
変態性を極めたキャラクターが縦横無尽に大暴れしてくれるので、画面全体が騒々し過ぎて収拾がつかない。何を見させられているのか分からないほどに、カオス。

そして、『ディア・ハンター』の例のロシアンルーレットをジャクソン流にパロディ化したシーンや、銃撃されたパペットの体が“グチュ、グチャ”と鈍い音を立てながら流血・絶命するという妙にグロテスクなシーンもバッド・テイスト、悪趣味全開。決して他人にはおすすめしづらい作品だが、ピーター・ジャクソンの正体を覗き見してみたい方は是非!

詳細評価

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